2016年度 グローバルディベート(博士)   Global Debate on Computational Life Sciences for Doctoral Students

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開講元
情報生命博士教育院
担当教員名
山口 雄輝  S.Matthew Gillett  George Gray  K. Yoshimi Saito  Derek Yakiwchuk  Akira Sato  CHU RAY  Chu Ray  Tuan Smit 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
ACL.A604
単位数
2
開講年度
2016年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2016年7月1日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

本科目は、博士課程学生を対象として、実践的な英語による科学的討論を身に付けることを目的とする。経験豊富なネイティブ英語講師が本コースのために開発されたテキストを用いて討論・ディベートに必要な基本表現を教え、自らの考えを整理し論理性と説得力をもって表明したり、相手の意見にうまく賛成や反対の意思を伝えることで、円滑に討論・ディベートを行う技術を修得させる。講義ごとに設定される特定のテーマ(英語科学記事や講演に基づく)についてBritish Parliamentaryスタイルで英語のディベートを行う。ステップバイステップで進めるため、ディベートの未経験者であっても数週間経てばディベートできるようになる。教育効果を高めるため、少人数の進度別クラス編成をとっている。
本科目のねらいは、科学・技術をトピックとした討論・ディベートの場において、自らの考えを整理し論理性と説得力をもって表明したり、相手の意見にうまく賛成や反対の意思を伝えることで、円滑に討論・ディベートを行う技術の修得である。
本科目の関連科目として情報生命グローバルコミュニケーションA/B、情報生命グローバルプレゼンテーションA/B、情報生命グローバルライティングがある。特に情報生命グローバルコミュニケーションA/Bは本科目の基礎編と位置づけられており、本科目に先立って情報生命グローバルコミュニケーションAまたはBは履修しておく必要がある。
国際的に活躍できる博士としてのディベート能力を身につけているかを、ディベート実技により評価する。

到達目標

本科目を履修することによって次の能力を修得する。
1)科学・技術をトピックとした討論・ディベートの場において、自らの考えを整理し論理性と説得力をもって表明したり、相手の意見にうまく賛成や反対の意思を伝えることで、円滑に討論・ディベートを行うことができる。
2)初回の講義(レベルチェック)で測定した英会話力から1段階以上レベルアップする。

キーワード

英語、異文化、討論、ディベート

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

初回にレベルチェックを行う。それ以降、教科書の各章に沿って講義を進める。受講者はほぼ毎週、課される課題をあらかじめ行ってから講義に臨む必要がある。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 レベルチェック:1人ずつインタビュー形式で英会話力を測定し、それに基づいて第2回以降のクラス分けを実施する。 第2回の講義に備えて予習すること。
第2回 The Rules of Debate: ディベートのルールを説明し、ディベートの練習を行う。 ディベートの流れを理解し、proposition teamとopposition team、それぞれの議論の組み立て方を理解すること。第3回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第3回 Participating in Debate: "How about Monotasking?"という講演に基づき討論・ディベートする。 "presenting arguments"や"rebutting arguments"を実践して意見や反論を述べられること。第4回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第4回 Connecting Your Ideas: "Driverless Cars Coming Soon"という講演に基づき討論・ディベートする。 教科書の第3章で説明された接続詞を利用し、分かりやすい議論の組み立てで意見を表明できること。第5回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第5回 Segmenting Your Talk: "What the Police Know About You"という講演に基づき討論・ディベートする。 教科書の第4章で説明されたフレーズを利用し、分かりやすい議論の組み立てで意見を表明できること。第6回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第6回 Referencing: "Food Labeling a Major Concern"という記事に基づき討論・ディベートする。 Referencing: "Food Labeling a Major Concern"という記事に基づき討論・ディベートする。
第7回 Stressing to Convey Better: "Teach Statistics Before Calculus"という講演に基づき討論・ディベートする。 "stressing important information"を実践して意見や反論を述べられること。第8回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第8回 Student-Led Discussion 1: 受講者が交代で短い研究発表を行ない、その内容に関する質疑応答と討論を引き続いて行う。 これまでに学んだことを活かしてプレゼンテーションと質疑応答ができること。司会役は"useful expressions for the discussion leader"を用いて司会できること。第9回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第9回 Student-Led Discussion 2: 受講者が交代で短い研究発表を行ない、その内容に関する質疑応答と討論を引き続いて行う。 これまでに学んだことを活かしてプレゼンテーションと質疑応答ができること。司会役は"useful expressions for the discussion leader"を用いて司会できること。第10回の講義で課された課題を行ない、予習すること。
第10回 Rhetorical Questions: "The Trouble With Retractions"という記事に基づき討論・ディベートする。 教科書の第9章で説明された表現を利用し、分かりやすい議論の組み立てで意見を表明できること。第11回の講義の課題を行ない、予習すること。
第11回 Review & Debate Session 1: これまでの内容を反復練習する一方、与えられた記事や講演の中から1つを学生自身が選んで討論・ディベートする。 これまでに学んだことを活かして討論・ディベートできること。第12回の講義の課題を行ない、予習すること。
第12回 Review & Debate Session 2: これまでの内容を反復練習する一方、与えられた記事や講演の中から1つを学生自身が選んで討論・ディベートする。 これまでに学んだことを活かして討論・ディベートできること。第13回の講義の課題を行ない、予習すること。
第13回 Review & Debate Session 3: これまでの内容を反復練習する一方、与えられた記事や講演の中から1つを学生自身が選んで討論・ディベートする。 これまでに学んだことを活かして討論・ディベートできること。第14回の講義の課題を行ない、予習すること。
第14回 Review & Debate Session 4: これまでの内容を反復練習する一方、与えられた記事や講演の中から1つを学生自身が選んで討論・ディベートする。 これまでに学んだことを活かして討論・ディベートできること。第15回の講義の課題を行ない、予習すること。
第15回 Final Debate: "Welcome to the Genomic Revolution"という講演に基づき討論・ディベートする。 これまでに学んだことをすべて活かして討論・ディベートできること。

教科書

無料のテキストを配布する。

参考書、講義資料等

指定なし。

成績評価の基準及び方法

(1) 課題をこなし、準備の上、各回の講義に臨んでいるか、(2) 各回の講義で積極的に討論・ディベートに参加し、講義中に紹介される表現技法を用いて効果的に発言できているか、(3) 期末試験、の3点により評価する。

関連する科目

  • ZBA.A405 : グローバルコミュニケーションA(情報生命)
  • ZBA.A406 : グローバルコミュニケーションB(情報生命)
  • ZBA.A403 : グローバルプレゼンテーションA(情報生命)
  • ZBA.A404 : グローバルプレゼンテーションB(情報生命)
  • ZBA.A501 : グローバルライティング(情報生命)
  • ACL.A603 : グローバルライティング(博士)

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

・情報生命グローバルコミュニケーションAまたはBを履修しておくこと。本科目の履修には事前登録が必要である。また、情報生命博士教育院の異文化コミュニケーション科目の履修は原則的に1学期に1科目までしか認められない。
・情報生命博士教育院課程参加学生以外の履修は認められない。

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