環境において、化学物質の問題は、資源確保、汚染除去の観点から重要である。さらに、物質の有効利用は、プロセスのみならず、物質の反応も重要な因子である。
資源、大気、物質による環境負荷を低減し,有効利用する方法をプロセスおよび反応論の観点から解説し、最先端の処理技術を理解することを目的とする。
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 空気、及び金属の物質循環を説明できる,これら材料の環境下での基本的な問題を説明できる
2) 環境問題解決のための一般的な戦略を理解し説明できる
3) 新規材料や新規技術を開発し,環境問題の解決に応用することができる
都市鉱山、触媒,排ガス処理,ホルムアルデヒド
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
1) 各回の授業内容をよく読み,課題を予習・復習で行って下さい。
2) 毎回の授業で出席を取ります。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 金属材料回収(都市鉱山) | 各種製品に含まれる希少金属の回収意義と技術 |
第2回 | 環境触媒概観 | 環境浄化を目的とした触媒の概要の理解 |
第3回 | 自己学習 (課題作成のための調査) | 課題作成のため、内容の詳細な自己調 査 |
第4回 | 自己学習 (課題作成のための調査) | 課題作成のため、内容の詳細な自己調 査 |
第5回 | 自動車排ガス処理触媒 | 自動車の排気ガスを浄化する触媒と触媒作用の理 解 |
第6回 | 硫黄除去触媒(脱硫触媒)および酸化窒素除去触媒(脱硝触媒) | 硫黄化合物および窒素酸化物の無害化を目的とし た触媒と触媒作用の理解 |
第7回 | ホルムアルデヒドなどの有害化学物質処理触媒の詳細と作用機構 | ホルムアルデヒドなどの有害化学物質の無害化を 目的とした触媒と触媒作用の理解 |
第8回 | まとめと課題作成 | 学習内容を自己点検して,与えられた課題について,事前調査に基づきレポートを作成する |
指定なし
授業で扱う資料は、事前にOCW-iにアップする。
または、 講義資料は講義中に配布する。
大気への環境負荷低減方法の理解度,レアメタルの環境負荷低減方法の理解について評価
配点は,レポート(80%),演習(20%)
全出席および全実験履修が原則である。
遅刻や再提出を繰り返した場合は不合格とすることがある。
環境負荷低減技術論Iを履修している、または十分な知識があることが望ましい。
本講義は2018年度以降、休講となる可能性がある。受講希望者は本年度受講すること。