2018年度 人文社会系道場導入B   Dojo for Management and Society: Introduction B

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
グローバルリーダー教育院
担当教員名
山田 圭介  松木 伸男 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
AGL.D616
単位数
1
開講年度
2018年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2018年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

人文社会系道場導入は、グローバルリーダー教育課程の道場科目の基礎の一つとして、ビジネスをはじめとするグローバル社会における課題を認識し、その解決と新しい価値創造にあたるためのスキルと心構えを身に付ける科目です。
学生は、所属する道場(山田道場、松木道場)において、道場主(担当教員)のファシリテートのもと、専門や国籍の異なる学生と協働し、切磋琢磨しながら社会課題認識とスキルアップに取り組み、同時にコミュニケーション力や国際性、合意形成力を高めていきます。本科目は、道場科目の次のステップであるグループワーク、修了プロジェクトの基礎となるだけでなく、オフキャンパス教育での実社会における実務的プロジェクトの企画・推進に必要な能力をも養います。また、ここで身に付ける課題設定力やコミュニケーション力は、在籍するコースにおける専門分野の研究遂行にも効果を及ぼすことを期待しています。

到達目標

本科目の履修を通して以下の能力を身に付けることを目標とします。
(1) 社会課題を認識し、それを背景に目的意識とリーダーとしての心構えを持つことができる。
(2) 課題解決に向けて新たなアイディアを生み出すことができる。
(3) 創造したアイディアの理由と効果を論理的に説明できる。

キーワード

山田道場:リーダーシップ、自由発想、強制発想、デザイン思考、未来洞察、アクティブラーニング、イノベーション、ダイバーシティ、目的意識、課題設定、飛躍的発想、国際的競争力、ニーズのメカニズム、論理性、プログラミング、d.school
松木道場: 秀逸なる成果を出せるリーダー、リーダーシップの基礎、コミュニケーション、組織マネージメント、アントレプレナーシップ

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

授業の進め方は、道場のカラー、各回のテーマによってさまざまですが、チームに分かれたワークショップや外部講師を招いたディスカッション等によって構成されます。ディスカッションに際しては、事前調査が求められることがあります。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 山田道場:プログラミング・ブートキャンプ #1 松木道場:導入説明/自己紹介" 山田道場:問題発見と課題設定、Ruby-On-Railsの活用とweb開発 松木道場:4分間で人となり、研究内容等を自己紹介する準備
第2回 山田道場:プログラミング・ブートキャンプ #2 松木道場:グローバル時代のマネジメント戦略(松木) 山田道場:問題発見と課題設定、Ruby-On-Railsの活用とweb開発 松木道場:なし
第3回 山田道場:デザイン思考ワークショップ 松木道場:グローバルで如何に研究成果を残すか(外部講師) 山田道場:デザイン思考の概念、論理的思考だけではカバーできない「発想」及び「共感」 松木道場:自身の研究活動に関する悩みを顧みる
第4回 山田道場:未来洞察1 松木道場:リーダーシップ(八橋) 山田道場:強制発想の考え方とチームでの発想拡大 松木道場:理想のリーダーシップ像を3つのキーワードでまとめてくる
第5回 山田道場:未来洞察2 松木道場:楽しむ力(橘高) 山田道場:強制発想の考え方とチームでの発想拡大 松木道場:自身の「楽しみ」を1字で現すと何になるか
第6回 山田道場:技術開発型企業マネジメントおけるリーダーシップ/日産自動車(株) 松木道場:マネージングアップ1:カリスマ経営者と取締役の役割分担(外部講師) 山田道場:技術開発型企業での価値創造 松木道場:なし
第7回 山田道場:”d.school comes to Tokyo Tech” #1, a yearly held workshop lead by tutors from d.school/Stanford University 松木道場:マネージングアップ2:如何に海外本社の協力を得るか(外部講師) 山田道場:多様性、クイックアクション、クリエーティブ・コンフィデンス、ユーザーオリエンテッド(完全英語) 松木道場:なし
第8回 山田道場:”d.school comes to Tokyo Tech” #2, a yearly held workshop lead by tutors from d.school/Stanford University 松木道場:思考のパラダイム(八橋) 山田道場:多様性、クイックアクション、クリエーティブ・コンフィデンス、ユーザーオリエンテッド(完全英語) 松木道場:なし

教科書

随時授業内で示す

参考書、講義資料等

山田道場:(1) マネジメント-基本と原則-(P.F.ドラッカー著)、(2) クリエイティブ マインドセット(トム・ケリー&ディヴィッド・ケリー著)
松木道場:随時授業内で示す

成績評価の基準及び方法

社会課題の認識や課題解決に向けた新たなアイディアの提示など、到達目標の各項目の達成度に加えて、議論の合理性、学生間の協働への寄与を総合的に評価する。

関連する科目

  • AGL.D635 : 人文社会系道場グループワークS
  • AGL.D637 : 人文社会系道場グループワークF
  • AGL.D655 : 人文社会系道場修了プロジェクトA
  • AGL.D656 : 人文社会系道場修了プロジェクトB
  • AGL.D657 : 人文社会系道場修了プロジェクトC
  • AGL.D658 : 人文社会系道場修了プロジェクトD

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

原則として、グローバルリーダー教育院所属選抜に合格し、所属道場が決定していること。

その他

山田道場:イノベーションを生み出す考え方としてグローバルスタンダードになりつつある「デザイン思考」「リーン・ローンチパッド」をいち早く取り入れている。業種を超えて「新たな分野を開拓・設定する」ことが価値があり、リーダーの使命と考える。その機能の中でも「(新たな視点の)発想力」、「ニーズの背後にあるメカニズムの洞察力」及び「(個人・チームとしての)実行力」のトレーニングを重視する。「導入」では、特に「(新たな視点の)発想力」を中心に据える。
松木道場:松木道場では、実際のビジネス社会でトップ・マネジメントとしての成功した実績を持つ道場主達が、ビジネス界のみならず、研究、国際機関など実際の社会で、組織を強力にかつ効率的に牽引するリーダーを養成します。
本当に必要なエッセンスを、実社会に近い環境の中で経験してもらいます。実際の企業、現役のトップ・リーダー、社会の現場…可能な限り“本物”に直接触れ、本気でぶつかり合うことにより、皆さんの経験値は格段にアップすると思います。

このページのトップへ