2017年度 人文社会系道場グループワークF   Dojo for Management and Society: Group Work F

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開講元
グローバルリーダー教育院
担当教員名
山田 圭介  松木 伸男 
授業形態
演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
AGL.D637
単位数
2
開講年度
2017年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2017年3月17日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

人文社会系道場グループワークは、同導入に引き続き、ビジネスをはじめとするグローバル社会における課題を認識し、その解決と新しい価値創造にあたるためのスキルと心構えをより高め、それを実践する行動力を身に付ける科目です。
学生は、所属する道場(山田道場、松木道場)ごとに、自らの課題設定に基づいてチームを構成して、実社会の課題調査、その解決や価値創造に対する提案等を繰り返し、互いに切磋琢磨しながらより価値の高い提案を取りまとめて社会からのフィードバックを受ける経験を積み重ねます。本科目を通して高める課題設定能力、コミュニケーション力や合意形成力、行動力を、在籍するコースでも活用し、専門分野の研究高度化につなげることも期待しています。

到達目標

本科目の履修を通して以下の能力を身に付けることを目標とします。
(1) 自身の専門性を活かして、社会課題を解決するための実践的なアイディアを提案できる。
(2) 自身のアイディアを適切に説明し、他者の意見を尊重しながら、チーム内で合意を形成できる。
(3) 社会からのフィードバックを踏まえて、提案を適切に改善できる。
(4) プロジェクトとしてのグループワークを完遂できる。

キーワード

山田道場:リーダーシップ、Lean Launchpad、価値創造、ニーズのメカニズム、ビジネスモデルキャンバス、プロトタイプ、フィードバック、目的意識、ヴァリューラダー、課題設定、仮説検証、ダイバーシティ、チームビルディング、合意形成、マネジメント、マインドセット
松木道場:秀逸なる成果を出せるリーダー、リーダーシップの基礎、コミュニケーション、組織マネージメント、アントレプレナーシップ

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

授業の進め方は、道場のカラー、テーマによってさまざまですが、チームによるテーマ分析、価値創造のためのアイディア提示、社会からのフィードバックによる検証と改善、チーム間・国内外の第一人者との討議等によって構成されます。社会からのフィードバックに際しては、課外の調査活動が求められることがあります。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 山田道場:事業創造実践リーンローンチパッド第1回(アイデアピッチ、チーム分け、仮説構築) 松木道場:概要説明、チーム分け、提案対象先の絞込み 山田道場:事業アイデア、チームメンバーの機能 松木道場: 各回成果発表準備
第2回 山田道場:事業創造実践リーンローンチパッド第2回(ビジネスモデル・キャンバスによる仮説設定) 松木道場:調査結果報告/インタビュー計画作成 山田道場:ビジネスモデルキャンバスによる価値分析
第3回 山田道場:事業創造実践リーンローンチパッド第3回(MVP仮説の設定と検証のためのインタビュー戦略作成) 松木道場:前回での議論/指摘、およびインタビューを受けてのブラッシュアップ 山田道場:MVP・ユーザー同定、ユーザーインタビューによるニーズのメカニズムの洞察
第4回 山田道場:事業創造実践リーンローンチパッド第4回(仮説検証結果の発表) 松木道場:前回での議論/指摘、およびインタビューを受けてのブラッシュアップ 山田道場:事業仮説検証、インタビュー要素の抽出
第5回 山田道場:事業創造実践リーンローンチパッド第5回(仮説検証を受けてのピボットの要否検討) 松木道場:提案先への協力依頼書骨子作成 山田道場:ピボットによるMVPまたは狙うユーザー層の変更の要否
第6回 山田道場:事業創造実践リーンローンチパッド第6回(プロトタイプ(MVPランディングページ)開発) 松木道場:提案先への協力依頼書作成、協力依頼後の計画策定 山田道場:MVPの具体化
第7回 山田道場:事業創造実践リーンローンチパッド第7回(仮説検証結果発表) 松木道場:インタビュー結果のまとめ 山田道場:事業仮説検証、インタビュー要素の抽出
第8回 山田道場:事業創造実践リーンローンチパッド第8回(仮説検証結果を受けてピボットの要否検討) 松木道場:提案先への協力依頼書準備 山田道場:ピボットによるMVPまたは狙うユーザー層の変更の要否
第9回 山田道場:事業創造実践リーンローンチパッド第9回(仮説検証結果発表) 松木道場:提案先への協力依頼書完成 山田道場:事業仮説検証、インタビュー要素の抽出
第10回 山田道場:事業創造実践リーンローンチパッド第10回(アーリーアダプター開拓) 松木道場:提案先への協力依頼の実施 山田道場:アーリーアダプターの確保
第11回 山田道場:事業創造実践リーンローンチパッド第11回(事業計画の作成) 松木道場:最終提案準備(外部インタビューによる仮説検証・提案先内部データ等による詳細検証など) 山田道場:事業計画の考え方
第12回 山田道場:事業創造実践リーンローンチパッド第12回(最終仮説検証結果の発表及び事業計画プレゼンテーション) 松木道場:最終提案準備(同上) 山田道場:事業計画の考え方
第13回 山田道場:Design Challenge Workshop by Stanford Univ./d.school 松木道場:最終提案準備(同上) 山田道場:多様環境での合意形成とリーダーシップ(完全英語道場)
第14回 山田道場:Cross-cultural communication and negotiation/ Parissa Haghirian, Professor, Liberal Arts, Sophia University 松木道場:最終提案準備(同上) 山田道場:多文化環境でのコミュニケーションと交渉(完全英語道場)
第15回 山田道場:新規事業開拓とリーダシップ/平井良典(旭硝子(株) 取締役・常務執行役員 技術本部長) 松木道場:最終提案実施 山田道場:大企業での新規事業への考え方とリーダーシップ

教科書

随時授業内で示す

参考書、講義資料等

山田道場:(1)スタートアップ・マニュアル(スティーブン・ブランク、ボブ・ドーフ)、(2)ビジネスモデル・ジェネレーション(アレックス・オスターワルダー)
松木道場:随時授業内で示す

成績評価の基準及び方法

社会課題解決に向けたアイディアの提示、チームとしての合意形成、社会からのフィードバックへの対応など、到達目標の各項目の達成度に加えて、議論の合理性、学生間の協働への寄与を総合的に評価する。

関連する科目

  • AGL.D655 : 人文社会系道場修了プロジェクトA
  • AGL.D656 : 人文社会系道場修了プロジェクトB
  • AGL.D657 : 人文社会系道場修了プロジェクトC
  • AGL.D658 : 人文社会系道場修了プロジェクトD

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

人文社会系道場導入A〜Dのいずれかを修得していること。

その他

山田道場:米国シリコンバレー発の最新・最強の新規事業開発・市場開発トレーニングプログラム(Lean Launchpad)を活用し、社会を変革する事業開発実践。
松木道場:松木道場では、実際のビジネス社会でトップ・マネジメントとしての成功した実績を持つ道場主達が、ビジネス界のみならず、研究、国際機関など実際の社会で、組織を強力にかつ効率的に牽引するリーダーを養成します。
本当に必要なエッセンスを、実社会に近い環境の中で経験してもらいます。実際の企業、現役のトップ・リーダー、社会の現場…可能な限り“本物”に直接触れ、本気でぶつかり合うことにより、皆さんの経験値は格段にアップすると思います。

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