2022年度 社会課題の認知ワークショップ D   Recognition of Social Issues Workshop D

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開講元
リーダーシップ教育課程
担当教員名
山田 圭介  嘉村 賢州  松崎 由理 
授業形態
演習    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
TAL.S510
単位数
1
開講年度
2022年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2022年4月20日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

2015年9月に国連にて,2030年までの国際社会としての到達目標が,SDGs(Sustainable Development Goals,持続可能開発目標)として決議された。これまで十分達成できていなかった人類が抱える種々の課題や新たに顕在化した課題に対し,持続可能な発展という観点から17ゴール・169ターゲットからなる開発目標が設定されたものである。また,日本政府は「Society 5.0」という未来像を設定し,AIやIoT,ロボット,ビッグデータなどの革新技術をあらゆる産業や社会に取り入れることにより,狩猟社会(Society 1.0),農耕社会(Society 2.0),工業社会(Society 3.0),情報社会(Society 4.0)に続く,人類社会発展の歴史における5番目の新しい社会を作ろうと呼びかけている。
ToTAL「社会課題の認知」科目では,SDGsをはじめ,学術,事業,政治,技術,芸術などの分野を問わず,広く現在社会で起こっている課題を認識することが,特定の「正解」がないその解決策を主導的に導くための能力養成を主眼とするToTAL「リーダーシップ・フォロワーシップおよび合意形成」科目の礎となると考える。
そのためのツールとしてのコミュニケーション力、課題設定能力、合意形成のための手法、将来のデザインを行うための手法、マクロ的視野に立ったアプローチなどの、視野・手法をトレーニングするワークショップを通して行う。
後期は、そのうち、マクロ的視野からのアプローチ、デザイン手法の引き出しを増やすことを主目的にワークショップを展開する。具体的ワークショップのテーマと方法は、9月末までにToTALホームページ上の「ToTAL/OPEN Program」で提示する。

到達目標

社会課題の認知ワークショップBで取得した合意形成・将来設計の方法論・経験を駆使し、より蓋然性の高い、新たな解決策・社会デザインの提案を実践し、異なるバックグラウンド・思考を持つメンバーとの合意形成の経験を積み重ねる。

キーワード

合意形成、課題設定、コミュニケーション

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

基本的には複数の種類のワークショップで構成する。
日程、内容についてはToTALホームページ(ToTAL/OPEN Programs) (http://www.total.titech.ac.jp) にて周知する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 下記2種類のワークショップを計画しているが、詳細なワークショップの種類とスケジュールは、ToTALホームページ(ToTAL/OPEN Programs)を参照。 (1) 政策立案シミュレーションワークショップ:経済産業省現役職員のファシリテーションにて,過去の政策例をモデルに,新たな政策を策定する。 (2) 未来洞察ワークショップ:現在の社会課題に関する情報から選んだ未来の兆し(スキャニング手法)と,テーマに関するありうる社会変革から,強制的に未来の機械領域を発想する(強制発想),の手法により,10-15年後の未来のデザインを行う。 (3) 社会課題の認知ワークショップB履修時の成果(理解)からの進展を中心にレポートを提出する。 オンサイトで提示する

教科書

なし

参考書、講義資料等

なし

成績評価の基準及び方法

1. 出席(40%)
2. ディスカッション。グループワークへの積極的な取り組み(40%)
3. レポートの提出(20%)

関連する科目

  • TAL.S506 : 社会課題の認知ワークショップ B

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

TAL.S506 社会課題の認知ワークショップBを履修していること。

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