2019年度 社会課題の認知ワークショップ I   Recognition of Social Issues Workshop I

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開講元
リーダーシップ教育課程
担当教員名
嘉村 賢州  松崎 由理 
授業形態
演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
TAL.S505
単位数
1
開講年度
2019年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2019年3月18日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

2015年9月に国連にて,2030年までの国際社会としての到達目標が,SDGs (Sustainable Development Goals,持続可能開発目標)として決議された。これまで十分達成できていなかった人類が抱える種々の課題や新たに顕在化した課題に対し,持続可能な発展という観点から17ゴール・169ターゲットからなる開発目標が設定されたものである。また,日本政府は「Society 5.0」という未来像を設定し,AIやIoT,ロボット,ビッグデータなどの革新技術をあらゆる産業や社会に取り入れることにより,狩猟社会(Society 1.0),農耕社会(Society 2.0),工業社会(Society 3.0),情報社会(Society 4.0)に続く,人類社会発展の歴史における5番目の新しい社会を作ろうと呼びかけている。
リーダーシップ教育院「社会課題の認知」科目は、SDGsをはじめ,学術,事業,政治,技術,芸術など広い分野にわたり,現在社会で起こっている課題を認識することにより,解決策を主導的に導くためのリーダーシップ能力養成の基礎を築くことを目標に設計されている。
社会課題の認知ワークショップI では,SDGsの理解を進めると共に,未来社会を多角的に想像し,未来の複数のシナリオを描く「シナリオプランニング」という手法を使い,不確定要素の多い複雑な社会を牽引するリーダーシップの向上を目指す。

到達目標

・シナリオプランニングの手法を身に付けることで,不確実な未来に対して様々なパターンの未来シナリオを描き,着実な一歩を生み出すリーダーシップを身に付ける。
・SDGsの理解を含めることで,現代社会における様々な社会課題を知り,自身の研究目標設定や位置づけに生かす土壌を育む。

キーワード

SDGs, シナリオプランニング, ワークショップ, 未来想定力, プランニング能力

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

以下の内容について集中講義を実施する。日程についてはリーダーシップ教育院ウェブサイト (http://www.total.titech.ac.jp) にて周知する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 1. SDGs概論 (1) - 社会問題を自分の問題としてとらえるための演習 2. SDGs 概論 (2) - SDGs の17 ゴールが相互連関していることを体験的に学ぶ演習 3. シナリオプランニング入門 - シナリオテーマ設定 - 外部環境分析 - ベースシナリオ作成と分析 - シナリオマトリクス作成 - シナリオ分析+ストーリー作成 4. SDGs達成に向けたアクション検討 グループワークおよび発表 実習フィードバックレポート, 最終発表

教科書

指定なし

参考書、講義資料等

指定なし

成績評価の基準及び方法

1. 毎回の授業参加への取り組み (20%)
2. 実習フィードバックレポート (50%)
3. 最終発表 (30%)

関連する科目

  • TAL.W401 : リーダーシップ入門
  • TAL.W501 : リーダーシップ・グループワーク基礎
  • TAL.S506 : 社会課題の認知ワークショップ II

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

なし

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