新しい時代に求められるリーダーシップとは何か?人と組織の幸せ(ウェルビーイング)を実現するための道を、Google社の事例等を参考に科学的な知見に基づいて学ぶ。また、身体と呼吸と心を調えて、今ここのありのままに目覚める「マインドフルネス」について体験的に学ぶ。
・人と組織の幸せ(ウェルビーイング)について理解し、自ら歩み出せるようになる。
・今ここのありのままに気づくマインドフルネスの実習を通して、自己認識が深まる。
ウェルビーイング、ポジティブ心理学、マインドフルネス、瞑想、自己認識(セルフアウェアネス)、新しいリーダーシップ
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
二人の教員(札野・中野)のコラボレーションで進める。主に札野が「ウェルビーイング」についての理論的な話を、主に中野が「マインドフルネス」に関する実習とグループワークを担当する。頭・心・体の全体をフルに使う、参加体験型のワークショップスタイルで進める。初めての新しい試みなので、受講生の様子や要望を踏まえて練り上げていきたい。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | オリエンテーション:ウェルビーイングとは何か。マインドフルネス入門。 | 配布するテキストの予習。学んだことの復習と実践。 |
第2回 | マインドフルネス①:内側を感じるとは?調身調息調心、ボディスキャン | 配布するテキストの予習。学んだことの復習と実践。 |
第3回 | ウェルビーイング①:ポジティブ心理学とウェルビーイング | 配布するテキストの予習。学んだことの復習と実践。 |
第4回 | マインドフルネス②:ヨーガと瞑想の実習 | 配布するテキストの予習。学んだことの復習と実践。 |
第5回 | ウェルビーイング②:Well-being を目指す組織とは:Googleなど先進企業や世界での取り組み | 配布するテキストの予習。学んだことの復習と実践。 |
第6回 | マインドフルネス③:歩く瞑想とマインドフルリスニング、日常生活へ | 配布するテキストの予習。学んだことの復習と実践。 |
第7回 | ウェルビーイング③:新しい時代の科学技術倫理 | 最終レポートを書く |
第8回 | 総まとめ:受講生の最終レポートシェア大会 | 学んだことの日常生活での実戦 |
特になし(必要なテキストは配布する予定)
『ポジティブ心理学の挑戦』(マーティン・セリグマン著、ディスカヴァー、2014)
『ポジティブ心理学が1冊でわかる本』(イローナ・ボニウェル著、国書刊行会、2015)
『サーチ・インサイド・ユアセルフ』(チャディー・メン・タン著、英治出版、2016)
『微笑みを生きる』(ティク・ナット・ハン著、春秋社、1995)
積極的な参加(宿題、実習、グループワーク、フィードバックシート含む):80%
最終レポート:20%
自分自身の心身の健康や幸せ、他者や社会の福祉や公正、持続可能な社会のためのリーダーシップ、などに関心ある学生の積極的な参加を期待します。
新しいリーダーシップ教育院にふさわしい授業を新設しようと、札野と中野で協働を試みる実験的な授業です。人間の身体や心の可能性について、楽しく深く体験的に学べる場になると思います。お楽しみに。