中央省庁において策定される政策は,国や自治体における行政の基本的な目標と方針を示すとともに,民間企業,研究機関や大学における活動の大きな指針となる。この政策が中央省庁でどのように形成されるかについて,経済産業省,文部科学省,外務省および内閣官房の要職を担っている講師、担っていた講師から,電力政策,エネルギー問題政策,外交政策,および文科政策の講義を行う。政策がどのように決定していくかの過程とともに、日本の進むべき道筋の理念,ならびに実現すべき目標・方向を学ぶ。また,問題意識を持ち,分析して,問題の本質を見極めて課題を設定し,解決策・価値創造策を思考して,実行可能で有効な施策を建てるという,いろいろな方面で重要なプロセスを学習する。
中央省庁の政策決定過程を通して日本政府の理念と目標・方向を学ぶ。また,自ら課題をたて,その解決策を提示するプロセスを学習する。
1.10月7日 ガイダンス,政策決定過程概論 奥村裕一(東京大学客員教授,東京財団理事,元経済産業省貿易経済協力局長)
2.10月21日 電力政策 奥村裕一
3.10月28日 外交における政策形成Ⅰ 大江 博(内閣官房審議官 兼TPP政府対策本部首席交渉官代理,前パキスタン大使)
4.11月11日 外交における政策形成Ⅱ 大江 博
5.12月2日 エネルギー問題に関する政策形成Ⅰ 齋藤圭介(カヤバ工業専務,元経済産業省省エネルギー新エネルギー部長)
6.12月9日 文科政策 藤原 誠(文部科学省初等中等教育局審議官)
7.12月23日 エネルギー問題に関する政策形成Ⅱ 齋藤圭介
資料は適宜配布
特に無し
出席とレポートの総合評価による
月曜日9-10限(16:50–18:20)。講義室:(大岡山)EEI棟2階211室、(すずかけ台)G115;遠隔講義。