博士キャリアデザインII F   Doctoral Career Design II F

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担当教員
羽鳥 好律  古田 健二 
使用教室
水5-6(S223,B221)  
単位数
講義:0  演習:1  実験:0
講義コード
23014
シラバス更新日
2015年10月13日
講義資料更新日
2016年1月27日
アクセス指標
学期
後期

講義概要

将来、アカデミア或いは産業界で活躍しようと考えている人の想定するキャ リア実現に必要なス キルの基礎を学ぶ。
はじめに、博士人材のキャリア形成の(主として日本における)現状を分析 し、今後の5年先、 15年先30年先のタイムスパンで起こりえるキャリア選択上の節目の可能性について紹介する。特に、博士のキャリアデザインと修士ま での就職活動との差異(及び共通部分)を明らかにする中で、博士のキャリア・デザインとは何か、何を(いつまでに)行っておくべきか、そ もそも博士の学位取得のキャリア形成におけるポテンシャル的意義 について、考えてもらう授業を目指す。そのために、幾つかの参考文献を紹介する。聴講者はそれを参照しながら/或いは全く独自の 見解をもとに、演習課題を2回提出する。(課題の内 容及びその「形式」については講義の中で指示する。)博士課程に進学したが、将来 ど うしていいかわからない、将来不安を感じ始めた人でも大歓迎。研究者としてのキャリア実現からさらにその先、社会人生活・会社生活・ アカデミアンの生活までを見越した人生設計を考えましょう。 ※※※※※※※※※

講義の目的

聴講者はこの種の「博士キャリアデザインの講義」に何を期待しているのであろうか?学問的叡智獲得への期待?リテラシーへの期待? ノウハウの習得?これらにより得られる知見には、それぞれ「賞味期限」 がある。上述したように、本講義では今後の5年先から30年先ま での時間軸の話を行う予定である。従って、学問・リテラシー・ノウハウのベストミックスを狙う講義の実現を目指している。
講義構成は、現状分析、アカデミアンのキャリア形成、企業研究者のキャリア形成を紹介した後、研究者としての人生設計について総括す る。

講義計画

すべて水曜13:20~14:50。大岡山或いはすずかけで交互に講義を行い反対側に遠隔中 継。(但し履修登録者の人数により講義場所を変更する可能性あり。)
12/2、12/9、12/16、1/6、1/13、1/20、1/27
講義日程の表記:(大)=大岡山講義、すずかけ遠隔中継 (す)=すずかけ講義、大岡山遠隔中継

■第1回:12月2日(大) ・総論。本講義の流れと評価方法。課題(参考)図書の紹介と演習 課題の説明。
■第2回:12月9 日(す) ・キャリアの「継続的な自己形成」の時代。「自分の小さな 「鳥かご」から飛び出しなさい」
■第3回:12月16日(大) ・アカデミアにおけるキャリア1。「理系 のための研究生活ガイド」鹿
■第4回:1月6日(す) 〔第1回演習課題提出締切日〕 ・アカデミアにおけるキャリア2。「研究人生サバイバルガイド」
■第5回:1月13日(大)  ・企業の研究開発と大学の研究(・開発)1。「理系のためのキャリアデザイン戦略的就活術」
■第6回:1月20日(す) ・企業の研究開発と大学の研究(・開発)2。「検証なぜ日本の科学者は報われないのか」
■第7回:1月27日(大)  〔第2回演習課題提出締切日〕 ・全体の纏め。キャリア実現(そのためにすべきこと)。「アメ リカの大学・ニッポンの大学」

教科書・参考書等

【参考書】
■ 「理系のための研究生活ガイド(第2版)」 坪田一男、ブルーバックスB-1671、講談 社、940円
■「院生・ポスドクのための研究人生サバイバルガイド」 菊池俊郎、ブルーバックスB-1709、講談社、820円
■「自分の小さな「鳥カゴ」から飛び立ちなさい」 河合江里子、ダイヤモンド社、1,400円
■「理系のためのキャリアデザイン 戦略的就活術」 増沢隆太、丸善出版、2,000円
■ 「検証なぜ日本の科学者は報われないのか」 サミュエル・コールマン、文一総合出版、2,400円
■「アメリカの大学・ニッポンの大学」 苅谷剛 彦、中公新書ラクレ429、中央公論新社、840円
■「理系の女の生き方ガイド-女性研究者に学ぶ自己実現法」 宇野賀津子、坂東昌子、ブルーバックスB-1307、講談社、860円
■「博士 号だけでは不十分!理系研究者として生き残るために」 ピーター・J・ファイベルマン、白楊社、1,800円

関連科目・履修の条件等

前期「博士キャリアデザインⅡ」との重複履修は不可。
他のGA0対応キャリア科目との重複登録は可であるが、GA0対応の履修必要単位は1であることに注意。

成績評価

出席及び演習課題提出による総合評価

連絡先(メール、電話番号)

iidpinfo@jim.titech.ac.jp
(氏名・所属を記して連絡のこと)

オフィスアワー

一般的ビジネスアワー(平日9時~17時)

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