PLP研修基礎F2(大)   PLP Introduction F2 at O-okayama campus

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担当教員
中村 昌允  浦田 雄次  古田 健二 
使用教室
 
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
23204
シラバス更新日
2014年9月29日
講義資料更新日
2014年9月29日
アクセス指標
学期
後期

講義概要

本講義は、知財マネジメントを軸に、事業や研究開発に対する考え方など、企業における研究開発活動に従事する者としての基本を考えるものである。そのために知っておくべき研究開発活動の概略と知財制度の基礎的事項についても事例を含めて解説する。また技術者倫理についても実例を活用し理解を深める。

講義の目的

活気あふれる産業や豊かな社会を目指し、価値の創造(イノベーション)を推進してゆくためには、「事業」「研究開発」「知財」を三位一体のものとして捉え、戦略的考え方をもって展開すること(三位一体戦略)が重要な時代になってきている。本講義は、「知財」を味方につけ「知財」を経営の視点から使いこなすことができる人財を養成することを目指すものである。
同時に倫理的にも世の中に貢献できる技術者となるために必要な基本的な考え方を教授する。

講義計画

第1回(12/05 13:20~17:20)・・・浦田雄次先生                              
第2回(01/09 13:20~17:20)・・・浦田雄次先生                          
第3回(01/23 13:20~17:20)・・・浦田雄次先生,中村昌充先生  

教科書・参考書等

講師配布資料、特許庁テキスト「平成26年度知的財産権 制度説明会(初心者向け)テキスト『知的財産権制度入門』」(特許庁HPよりPDF資料を無料入手可)

関連科目・履修の条件等

知財制度については、事前に上記「特許庁テキスト」に目を通しておくと理解が進みます。

成績評価

出席状況、レポート提出状況および内容

その他

浦田雄次先生 元(株)神戸製鋼所アルミ・銅カンパニー技術部長(兼)本社知的財産部担当部長。大手鉄鋼メーカーで研究開発、知財、新規事業企画推進に従事した後、同社全体の知財体制改革に取組み実現。これを統括しつつ非鉄事業部門全体の研究開発、知財、設備投資、環境安全等、技術経営マネジメントを実践。この間、研究開発戦略や知財戦略の推進はもとより、複数の米国ベンチャー企業のM&A、数多くの特許侵害紛争/訴訟、国家研究プロジェクト/業界技術戦略立案に取り組む等、技術経営戦略展開の実戦経験が豊富。その後、大学の知財体制構築支援/国家研究プロジェクト支援(いずれも特許庁事業)に従事し、2009年からは東工大生命理工学部非常勤講師。現在は大学や国家研究プロジェクト向けコンサルティングに従事。

中村昌充先生 東工大イノベーションマネジメント研究科客員教授(元ライオン(株))。専門は技術者倫理、安全工学。学術会議安全目標検討小委員会委員、化学プラント事故調査委員、日化協保安事故防止WG委員等兼任。 日本の化学系企業において研究開発業務に従事し、技術の産業への活用に貢献した後大学において技術経営に関する講義を担当している。この企業における活動の過程において、技術に関するリスク面からのとらえ方およびリスクに対する技術者のあり方などについて多くを学んだ。これらの経験を「技術者倫理とリスクマネジメント」などの著書にまとめ、この分野における日本を代表する存在である。本学においてもイノベーションマネジメント研究科の客員教授などをつとめている。

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