2014年4月入学の博士後期課程学生の方から、東工大では「博士のキャリア」について、就職だけでなく、アカデミアやその他あらゆる進路を目指すためのキャリア観を養成することが求められるようになりました。
博士課程が終わったその後、ご自身の人生がどうなるか考えたことがありますか?学位取得までの道のりはこれからですが、そのゴールの先にも、まだまだ皆さんの人生は続きます。
「キャリア観」を身に着けるとは、すなわち人生を考えること。キャリアデザインとは「人生設計」という意味です。
「博士は就職が無い」とか「アカデミックポストはあるのか?」とか、不安要因はいろいろあると思いますが、いたずらに恐れる、実態も知らずにネットや周囲の「素人」のウワサに踊らされることは、「博士」という学問を究める人間の行動としてどうでしょう。
実際に博士学生としての就職を経験したり、アカデミックポストを得たり、それを直接目にする立場にいた人間以外のウワサごときで、ご自分の人生を左右されて良いはずがありません。
就活対策でも、キャリア心理学でもなく、東工大博士学生として直面するキャリア選択場面を想定し、個人の社会的・職業的自立というキャリア教育の本来の目的に促した思考のトレーニングを目指します。
1.高度研究人材として期待されるコンピテンシー(高い成果達成行動特性・能力)を、「社会的・職業的自立」と合わせて理解する
2.さまざまな種類の東工大生、学部からの東工大生、他大学・高専から修士・博士で東工大に来た学生の違いも踏まえる
3.学部生、修士生とは異なる、現実的な博士が迎えるであろうキャリア実現プロセス、社会からのニーズ、ライフキャリアイベントを踏襲する
すべて金曜、13:20~14:50 講義室は大岡山W631、すずかけJ233で、講義実演と遠隔中継(交互に開催)。
4/18、25
5/2、16、23、30
6/6
各回のテーマは順番等が変わる可能性があります。OCWで告知します。
講義時に指定
(前期)
産業界などでのキャリア実現のための基本スキル習得を目指す「博士キャリアデザインⅡS」
組織におけるコミュニケーションのあり方「コミュニケーション戦略論」
後期
産業界などでのキャリア実現のための基本スキル習得を目指す「博士キャリアデザインⅡF」
「ロジカルコミュニケーション」
出席と課題の総合評価
東工大キャリア支援部門発足の2006年から、キャリアアドバイザーとして、就職中心に東工大生の進路を支援してきました。東工大プロダクティブリーダー養成機構(PLIP)時代には博士人材を多数企業に送り込んでいます。2013年からはグローバルリーダー教育院及びイノベーション人材養成機構にて、コーディネーター/キャリアアドバイザー業務を継続しています。組織コンサルタントとして、企業の採用指導や面接のコンサルティングをしてきました。また企業向け社員研修で新入社員から幹部研修、プロカウンセラー育成まで手掛けています。人事問題や経営問題、社会・教育問題をコラムで書いています。ヤフーニュース、mixiニュース、ビジネスメディア誠、ライブドアニュース、マイナビ他に多数掲載されています。
plipinfo@jim.titech.ac.jp
(氏名・所属を記して連絡のこと)
一般的ビジネスアワー(平日9時~17時)