ロジカルコミュニケーション演習   Logical Communication

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担当教員
増沢 隆太  古田 健二 
使用教室
水5-6(H112)  
単位数
講義:0  演習:1  実験:0
講義コード
23009
シラバス更新日
2014年11月28日
講義資料更新日
2014年11月19日
アクセス指標
学期
後期
講義全体の動画 補足資料

講義紹介動画

MOV07914.MPG (5分) 

講義概要

(既に初回は終わりましたが、2回目からの受講でも単位は取れます。2回目は「代ゼミの経営戦略」のロジックを考えましょう)

コミュニケーション能力を鍛えたい方、
コミュニケーションは技術ではありません。「戦略」であり「思考法」であり、「目的意識」の持ち方なのです。「正しいコミュニケーション」や「コミュニケーションにおける『正解』」を探している限り、コミュニケーション能力は上がりません。

面接を、企業の期待している応えを当てるゲームだと勘違いしている人は、仮に偶然内定が取れたとしても、会社に入ってから出世は難しいでしょう。

しかし「考え方」と「ストラテジー(戦略)」を理解できれば、それが就活だろうと、会社に入ってからだろうと、学会だろうと、誰ともコミュニケーションを取れることになります。「コミュニケーションを取る」という意味をしっかり理解することで、ゴールが見えてきます。漫然と「しゃべりが上手くなりたい」「ひっこみ思案を正したい」と願っているだけでは何も変わりません。

常に目的意識を持ち、それを実践する戦場(フィールド)の環境把握、状況把握が出来れば、コミュニケーションの目標は8割方達成できたも同然です。

「コミュニケーションが苦手」という人に限って、実は目標も目的も、状況も考えずにやみくもに体当たりして玉砕という悪循環を繰り返し、勝手に自滅し、自信を失っているのです。

・コミュニケーションそのものという漠然とした存在ではなく、コミュニケーションによって実現したい、真の目的の設定、明確化、その実現への道のりという戦略的な構造を理解し、ロジカルで実践的講義と実習を交え、体験型トレーニングの場とします。
・「コミュニケーション」とは何か、テクニカルな技術面とその構造を理解することで、「実践力」を習得するよう図ります。
・対人・対面ロールプレー、メール、プレゼン等を実習を通じて構造理解を促します。
・「戦略観」「戦略思考」を重視した「考え方」のトレーニングです。
・後期(10月期)の「博士キャリアデザインⅡ」とも連動し、本講座でコミュニケーションのフレームワークを、「博士キャリアデザインⅡ」で、就職等、コミュニケーションを実践する場を想定し、実力養成する場としています。(博士キャリアデザインⅡは修士学生も履修可能です)

講義の目的

就活サークルで鍛えて、ペラペラと自己アピールできる私大文系の学部生のような姿は、東工大生の目指すコミュニケーションではありません。「上手な話し方」の講義ではありません。むしろ「聞き方」を重視します。聞き方、つまり「傾聴能力」を上げることで、しゃべりに自身の無い人も、コミュニケーション能力は倍増出来ます。

さらに目的意識を明確にし、環境適応や環境設定というロジックを組み立てることで、いかなる相手に、対してもコミュニケーションを成立させることが出来るのです。

求められる・目的とするゴールを明確にし、きちんと傾聴をし、ロジックをしっかり組み立て、それをどうやってデリバリー(伝えるか)という構造理解を進める講座です。
企業での社員研修レベルのコミュニケーション能力養成を目指します。

講義計画

時間はすべて水曜13:20~14:50 大岡山 本館H112

10月8日(水)
10月22日(水)
10月29日(水)
11月5日(水)
11月12日(水)
11月19日(水)
12月3日(水)

教科書・参考書等

戦略思考で鍛える「コミュ力(りょく)」(祥伝社新書)
プレゼンテーション、エントリーシート、面接などに加え「傾聴」技術等、社会における具体的なコミュニケーション環境を想定しての「考え方」を解説。

関連科目・履修の条件等

後期 博士キャリアデザインⅡ

成績評価

授業中の発言、出席回数、期末レポートで評価します。

連絡先(メール、電話番号)

iidpinfo@jim.titech.ac.jp (氏名・所属を記して連絡のこと)

オフィスアワー

一般的ビジネスアワー(平日9時~17時)

その他

東工大キャリア教育について語る(東工大サイト)
http://www.titech.ac.jp/education/stories/career_education.html

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