ギリシア語第二   Greek II

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担当教員
安村 典子  肥田野 登 
使用教室
月7-8(H117)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
22012
シラバス更新日
2013年9月30日
講義資料更新日
2013年9月20日
学期
後期

講義概要

前期にひき続き、古典ギリシア語を学ぶ。前期のギリシア語第一の講義概要に記したとおり、古典ギリシア語はその後のヨーロッパ文明に大きな影響を与えた。したがって現代に生きる我々にも、決して関わり合いのない言語ではない。たとえばテレビはギリシア語の「遠く(テレ)」と「映像(ビジョン)」を組み合わせた言葉である。またスポーツ用品メーカーのナイキ社はギリシア神話の勝利の女神ニーケーの英語読み、人気ブランドのエルメスは同じくギリシア神話のヘルメース神のフランス語読みである。ギリシア語の語彙をおぼえ、文法を学習することにより、ギリシア語の読解能力を培うのみならず、他の様々な分野における理解力をも深めてゆきたい。

講義の目的

古典ギリシア語の初級文法の修了をめざす。言葉の語形変化に加えて、条件文などの文章法なども学ぶ。ソクラテスやその他のギリシアの弁論家たちは、説得力のある文章を作成するために、接続法、希求法等の高度な文章法を駆使した。これらの洗練された文法を学び、教科書の練習問題の他、プラトンの散文など、比較的やさしい原文を読み解く練習もしたい。

講義計画

教科書にそって、前期のギリシア語第一で学習したことの続きを学ぶ。後期は教科書 XXIV 課から始める。

教科書・参考書等

教科書:田中美知太郎・松平千秋著、『ギリシア語入門』新装版、岩波書店
参考書等:特になし

関連科目・履修の条件等

通年で開講される科目なので、前期のギリシア語第一を履修しているか、またはそれに相当する知識をもっていることが望ましい。

成績評価

平常点と試験

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