ラテン語第一   Latin I

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担当教員
中村 克孝 
使用教室
月5-6(文明センター)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
22013
シラバス更新日
2012年5月13日
講義資料更新日
2012年5月13日
学期
前期

講義概要

前期で、指定教科書の約五分の三を学習する。
各回の授業で、指定教科書の2~3課/章の練習問題(ラ - 和訳の問題5題、および和 - ラ訳の問題5題)とじっくり取り組むことを通して、古典ラテン語の基礎文法の学習・習得に努める。
 
 教科書学習の約20課(章)毎に、課題レポートが課される。
 [課題レポート: 教科書の各課(章)のラ - 和訳の問題10題の和訳、各文中の下線部の単語/熟語の形態・用法を明確に説明する。]
 学期末に、単位認定試験が行なわれる。

<注意> 前期・後期共に、欠席数が全授業回数の1/4以上となった場合、学期末の定期試験を受けられなくなり、単位認定が出来なくなるので、注意が必要である。

講義の目的

豊富な各課の練習問題を地道にこなしていくことを通して、古典ラテン語の文法の基本を習得し、古典期の散文・韻文・喜劇・歴史書などをラテン語原典で読みこなせるような力を養う。

講義計画

第1回 ・文字と発音、音節とアクセント
     ・動詞活用(1): 現在直説法能動相、第一・第二活用
第2回 ・名詞活用(1): 第一活用
     ・動詞活用(2): 現在直説法能動相、第三・第四・第五活用
第3回 ・名詞活用(2): 第二活用(1)
     ・形容詞活用(1):  第一・第二活用(1)
第4回 ・動詞活用(3): 未完了過去直説法能動相
     ・名詞活用(3): 第二活用(2)
第5回 ・形容詞活用(2):  第一・第二活用(2)
     ・動詞活用(4): 未来直説法能動相
第6回 ・前置詞、所格 . eo
     ・動詞活用(5): 不定詞(現在能動相)、 sum, possum
第7回 ・名詞活用(4): 第三活用(1)- i 音幹名詞
     ・形容詞活用(3): 第三活用(1)- i 音幹形容詞
第8回 ・動詞活用(6): 完了直説法能動相
     ・動詞活用(7): 過去完了および未来完了直説法能動相
第9回 ・名詞活用(5): 第三活用(2)- 黙音幹名詞
     ・名詞活用(6): 第三活用(3)- 混合幹名詞
第10回 ・動詞活用(8): 現在、未完了過去および未来の直説法受動相、不定詞(現在受動相)          
     ・名詞活用(7): 第三活用(4)- 流音幹名詞
第11回 ・名詞活用(8): 第三活用(5)- s 音幹名詞
     ・形容詞活用(4): 第三活用(2)- 混合幹形容詞と子音幹形容詞
第12回 ・動詞変化(9): 完了、過去完了および未来完了の直説法受動相
     ・動詞の主要部分. volo , nolo , malo
第13回 ・名詞活用(9): 第四・第五活用
     ・動詞活用(10): 能相欠如動詞. fio , fero
第14回 ・指示代名詞および限定代名詞
     ・疑問代名詞および不定代名詞
第15回 ・動詞活用(11): 現在・未完了過去の接続法能動および受動相、目的を示す副文における接続法
     ・人称代名詞

[予習・復習]
暗記する必要のある課題の多い教科なので、予習・復習は言うに及ばず、さらに各自及びグループ学習で反復練習する時間を確保することが望まれる。

教科書・参考書等

[教科書]田中利光(著)「ラテン語初歩」改訂版(岩波書店)
[参考書]特になし。

関連科目・履修の条件等

ラテン語 第一 ~ 第二 と通年で履修する。

成績評価

試験(50%)、レポート(30%)、その他(20%)

その他

連絡先:世界文明センター(内線3892)

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