ギリシア語第二   Greek II

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担当教員
中村 克孝 
使用教室
月3-4(文明センター)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
22012
シラバス更新日
2012年9月25日
講義資料更新日
2012年9月21日
学期
後期

講義概要

 各回の授業で、指定教科書の2〜3課/章の練習問題(希 - 和訳の問題、および和 - 希訳の問題)とじっくり取り組むことを通して、古典ギリシア語[紀元前4〜5世紀にアテーナイ等の主都市を中心に用いられていたギリシア語]の文法・用法の学習・習得に努める。
 教科書学習の15〜20課(章)毎に1回の割合で、課題レポートが課される。
 [課題レポート: 教科書の各課(章)の希 - 和訳の問題10題の和訳、各文中の下線部の単語/熟語の形態・用法を明確に説明する。]
 学期末に、単位認定試験が行なわれる。
<注意> 前期・後期共に、欠席数が全授業回数の1/4以上となった場合、学期末の定期試験を受けられなくなり、単位認定が出来なくなるので、注意が必要である。

講義の目的

 各課の練習問題を地道にこなしていくことを通して、古典ギリシア語の文法の基本を習得し、プラトン・アリストテレス等の著作を、原典のギリシア語で講読していく基本的読解能力を養う。

講義計画

第16回・母音交替、形容詞変化(3): mevgaß , poluvß の変化
・条件文、母音幹(第一、第二)変化の約音名詞および約音形容詞
第17回・動詞変化(16): 約音動詞の接続法、予想的未来を示す条件文
・動詞変化(17): 不定法(1)
・動詞変化(18): 不定法(2)
第18回・名詞変化(9): 第三変化の名詞(4)[ s 語幹(eß , as )の名詞]
・関係代名詞
第19回・動詞変化(19): 希求法能動相、目的および恐怖・危惧を示す副文章における希求法
・動詞変化(20): 希求法中動相および受動相、配慮・計画を意味する文
・形容詞変化(4): 第三変化の形容詞(2)
第20回・動詞変化(21): 約音動詞の希求法、可能的未来を示す条件文
・名詞変化(10): 第三変化の名詞(5): i, u 語幹の名詞
第21回・動詞変化(22): 分詞(1)- 能動相
・動詞変化(23): 分詞(2)- 中動相および受動相、情況を示す分詞
・名詞変化(11): 第三変化の名詞(6): 複母音( au、eu、ou )語幹の名詞
第22回・動詞変化(24): oi‹da の変化
・補語的に用いられる分詞、分詞の独立的用法
・形容詞変化(5): 形容詞の比較
第23回・可能性を示す希求法、数詞
・形容詞変化(6): 形容詞の不規則な比較
第24回・普遍的又は反復的想定をあらわす条件文
・副詞、副詞の比較
第25回・動詞変化(25):命令法能動相
・動詞変化(26):命令法中動相および受動相
・動詞変化(27):約音動詞の命令法、tugcavnw その他と共に用いられる分詞
第26回・間接話法(1)
・間接話法(2)
第27回・動詞変化(28): 動詞的形容詞
・間接話法(3)
第28回・否定詞
・mi 動詞の変化(1)- tivqhmi
第29回・mi 動詞の変化(2)- divdwmi
・mi 動詞の変化(3)- i›sthmi
第29回・mi 動詞の変化(4)- deivknumi
・mi 動詞の変化(5)- i›sthmi の完了 II、fhmiv, eijmiv, ei‹mi の変化
第30回・mi 動詞の変化(6)- i›hmi, keiæmai, kavqhmai
・格の用法について、冠詞について
・音韻の変化

教科書・参考書等

田中美知太郎・松平千秋(著)「ギリシア語入門」新装版(岩波書店)

関連科目・履修の条件等

第一を履修していない者は、担当講師に受講の是非を相談すること

成績評価

試験(50%)、レポート(30%)、その他(20%)

担当教員の一言

暗記する必要のある課題の多い教科なので、予習・復習は言うに及ばず、さらに各自及びグループ学習で反復練習する時間を確保することが望まれる。

その他

連絡先:世界文明センター(内線3892)

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