事業計画立案演習II   Business Strategy & Planning

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担当教員
山﨑 正宏 
使用教室
集中講義等 (H112 J232)  
単位数
講義:0  演習:1  実験:0
講義コード
99303
シラバス更新日
2012年4月18日
講義資料更新日
2012年3月26日
学期
前期

講義概要

事業戦略立案におけるマクロな社会環境の重要性と事業戦略検討時に有効な各種手法を演習により理解するとともに事業戦略立案の具体例を学ぶ。

講義の目的

イノベーティブリーダーとは、アカデミックな世界においては独創的アイデアを生かし独立研究者として研究を推進をでき、企業においては独創的アイデアを生かし技術と経営を融合させ事業計画を立案し遂行することができる人であり、この講義では、そのような人材を養成する一助となることを願っております。
リーダーとして必要な3つの能力、①研究戦略・事業戦略が描け、研究計画・事業計画を提案できる能力、②実行計画を立案し、遂行できる能力、③成果の価値・事業の価値の判断が出来る能力、を育成するために、基礎知識の説明と事業計画立案演習を行います。

※事業計画立案演習ⅠおよびⅡは、ほぼ同内容です。

講義計画

【講義日程】全5回
4月24日(火) 18:00~20:00 大岡山 本館H112
5月15日(火) 18:00~20:00 すずかけ J232講義室
6月12日(火) 18:00~20:00 大岡山 本館H112
7月 3日(火) 18:00~20:00 すずかけ J232講義室
7月24日(火) 18:00~20:30 大岡山 本館H112

【講師紹介】
山崎 正宏:日本ゼオン顧問。日本ゼオンにおいて一貫して高機能性樹脂の開発、事業化をリードしてきた元CTO。1988年にMITスローンスクールにおいてMOT専攻の修士課程を終了し早くから技術マネジメントの重要性を認識し、実践してきた先駆者である。自社研究者を対象に構築したMOT研修用プログラムは業界においても高く評価されている。

【講義内容】
イノベーティブリーダーとして必要なことは、世の中の動きを知ることはもちろんのこと、己の強み弱みを知り、目標と現在の状況や開発すべき課題が何かを把握し、課題を解く具体的方法を提案し、事業計画を簡明に説明し、説得し、実行計画を立案・遂行することです。授業では、和菓子屋X社の事例を挙げ、わかり易いA3一枚の簡明な書式で提案演習をします。 

【配付資料】
①『先見性とパラダイムシフト』
②『マーケティング』
③『ポートフォリオ分析』
④『SWOT分析』
⑤『ライフサイクル分析』
⑥『テクノロジープラットフォーム』
⑦『知財の役割』
⑧『環境安全』
⑨『A3事業提案シート』   
⑩『損益分岐点分析』
           等

教科書・参考書等

関連科目・履修の条件等

成績評価

講義出席状況と宿題の提出状況および内容

※課題の提出は、下記のプロダクティブリーダー養成機構メールアドレス宛に課題を添付し提出のこと。
メールアドレス:productiveleader@jim.titech.ac.jp
件名:第○回事業計画立案演習Ⅱレポート(氏名)
レポートタイトル:第○回事業計画レポート 学籍番号 氏名
〆切:講義日の一週間後の同曜日17:00まで

担当教員の一言

博士課程を修了して社会に出られると周囲が皆さんにリーダーシップを期待し、組織を動かして具体的な成果を成し遂げることを期待しているのに気づかれることでしょう。皆さんが学ばれた深い専門知識に加え、リーダーには身につけておくべき基礎知識があります。それは経営資源(人、金、物)を使って事業計画を立案し遂行し達成するに力となる学問・知識です。私ども社会生活を送ったものは、実業を通じて、時間をかけて身につけてきました。この中身の幾つかをこれから世に出て活躍される皆さんに、少しでもお役に立てればと考えています。 

私の期待は次の3つです。
 ○マネジメントを行う上で必要不可欠な幅広い基礎知識を身につける一助となる。
 ○未来を見通す先見性と夢と信念をもつ一助となる。
 ○組織と人を動かすに必要な『心』を持つリーダーを育成する一助となる。
  (一人で出来ることは少ない)

好奇心ある皆さんと教室でお会いする日を楽しみにしています。

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