フランス語の本、新聞・雑誌、ネットなどから、いろいろな文章を拾ってきて読むことにします。語句の意味を把握し、文法や構文をきちんと押さえながらテキストを「精読」するのが基本になりますが、実用的な読解力をやしなうために、テキストを「要約」したり、文化的背景や社会事情を「考察」したり、同じテーマで書かれた日本語の文章と「比較」したりといった作業も織りまぜます。
「使える読解力」の養成をめざします。フランス語の資格試験や検定試験に合格したからといって、フランス語が使えるようになるとはかぎりません。使えるフランス語読解力とは、日本語や英語だけではアクセスできない情報のありかを嗅ぎつけ、フランス語特有の表現やものの見方を面白がり、フランス語をつうじて自分の考えを豊かにする力のことです。本当の意味で実用的な、そんな読解力を身につけてもらうのが授業の目的です。
履修者の習熟度や関心を考慮しつつ、臨機応変に流れを作っていきます。
プリントを配布。
基礎文法をしっかり身につけていること。目安としては、学部の国際コミュニケーション科目「フランス語中級」を修了程度。
出席、授業への参加度。
予習は必須です。