ロシア語文化演習A   Seminar: Russian Culture and Society I

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担当教員
早坂 眞理 
使用教室
水7-8(W9-616)  
単位数
講義:0  演習:2  実験:0
講義コード
99031
シラバス更新日
2012年5月13日
講義資料更新日
2012年5月13日
学期
前期

講義概要

ロシア語のテキスト講読を通し,スラブ東欧圏の歴史と文化を体系的に紹介する。現代の高度情報化社会を視野に入れながら,印刷革命を引き起こしたルネッサンス以後のスラブ東欧世界の近代化過程(国民語形成過程)を概観する。

*授業は少人数なので,対話形式で行う。
*スラブ東欧地域に関心のある院生諸君の参加を歓迎する。
*履修者は,ロシア語の初歩的な文法知識は必ずしも必要としない。

講義の目的

1989年の東欧革命、1991年末のソ連崩壊後に起きたスラヴ・ユーラシア地域のシステム変動を、諸民族の自立と共存共栄の観点から考察し、世界史的変動の意味を理解してもらう。また日本海を隔てた隣国ロシア連邦との交流史を概観し、異文化理解の一助としてもらう。

講義計画

初歩的なロシア語のテキスト購読を通し、スラヴ東欧圏の歴史と文化を体系的に紹介する。スラヴ東欧世界の近代化過程(国民語形成過程)を以下の順で、演習・対話形式で講義する。
1)スラヴ東欧の歴史的概念
2)スラヴ諸民族の言語文化の特徴
3)ロシア社会の成立
4)ソヴィエト時代の総括
5)ソ連崩壊とEUの東方拡大
※初歩的な文法も学習する。

教科書・参考書等

参考書等
必要なテキストは教員(早坂)が準備する。

関連科目・履修の条件等

1~2年次に多少のロシア語に触れた学生はもちろん、未修者も歓迎する。レベルは問わない。
当該地域に関心のある学生諸君の来聴を歓迎する。

成績評価

平常点(授業での討論を重視する)

担当教員の一言

本学は国立モスクワ大学やノヴォシビルスク大学との学術交流協定を締結しており、ロシアからの研究者や留学生は多い。国際交流のいっそうの発展のためにもスラヴ東欧地域に関心をもってもらいたい。

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