分野横断の最先端   Leading Edges of Interdisciplinary Fields

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担当教員
木嶋 恭一  猪原 健弘  大澤 恒夫  山縣 りさ  梅澤 高明  山本 和彦  牛田 圭一  日山 史巳 
使用教室
水3-4(W931)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
99524
シラバス更新日
2012年12月3日
講義資料更新日
2012年10月3日
アクセス指標
学期
後期

講義概要

最新の分野横断型の学問領域である、「サービス科学」、「ディジタル人文工学」、「合意形成学」
について、各領域の先端的な取り組みを、外部講師を招いて紹介する。

講義の目的

いま、科学技術と社会の間に、新しく、いくつかの分野横断型の学問領域が構築されつつある。科学技術を社会に「還元」し新たな社会を「創出」しようとする「サービス科学」。科学技術で社会を「把握・解釈」しようとする「ディジタル人文工学」。科学技術と社会を「接続」し社会を円滑に「運営」しようとする「合意形成学」。本講義では、理工系の専門知識と人文学・社会科学の融合を実現する、新世代の「分野横断型の理工系」を目指す学生に、これら3つの新たな学問領域の先端的な取り組みを紹介する。

講義計画

開講:後期、毎週水曜日10:45-12:15

10月5日(金):ガイダンス(木嶋恭一)

【テーマ1】サービス科学  (企画協力:株式会社ネオトラディション)
10月10日:第1回 価値共創の国家戦略:クール・ジャパン戦略(梅澤高明 A.T. カーニー)
10月17日:第2回 コミュニケーションデザインの可能性(牛田圭一 リクルート)
10月24日:第3回 都市開発における価値共創(山本和彦 森ビル)
10月31日:第4回 総合商社的ビジネスの創造と革新(日山史巳 三井物産)
11月7日:(休講)
11月14日:(休講)

【テーマ2】ディジタル人文工学
11月28日:第1回 ディジタル人文工学とIT学習環境(山縣りさ テネシー大学)
12月5日:第2回 ディジタル人文工学とIT学習環境(山縣りさ)
12月12日:第3回 ディジタル人文工学とIT学習環境(山縣りさ)
12月19日:第4回 ディジタル人文工学とIT学習環境(山縣りさ)
※ディジタル人文工学は英語にて講義を行う。(質疑応答は日本語可。)

【テーマ3】合意形成学
1月9日:〔1月23日の講義の準備作業〕(猪原健弘)
1月16日:第1回 「聴く」こと、「相談」を考える(大澤恒夫 大澤法律事務所)
1月23日:第2回 日常の「交渉」「ミディエイション」体験に学ぶ(大澤恒夫)
1月30日:第3回 「交渉」、「ミディエイション」を考える(大澤恒夫)
2月6日: 第4回 ミディエイションを体験し、振り返る(大澤恒夫)

2月13日: (レポート提出期限)

1月23日の授業の前提として、受講者の皆さんに、日常の中で体験した交渉経験(例:アパートを借りた時の話し合い、旅行先の土産物屋での交渉、部活に関する学校との交渉など)やミディエイション経験(例:友人同士の間の問題を中に入って解決したなど)を、他人に語って差し支えない範囲で、予めA4で1枚程度にまとめて頂きます。この作業は1月9日に行います。

教科書・参考書等

特になし。

関連科目・履修の条件等

本講義は、「社会的サービス価値のデザイン・イノベーター育成プログラム特別教育研究コース(コース長:木嶋恭一教授、コースWebサイト:http://www.service-i.titech.ac.jp/)」と「合意形成学特別教育研究コース(コース長:猪原健弘教授、コースWebサイト:http://www.ipcob.org/course/)」、および、「ディジタル人文工学特別教育研究コース(コース長:徃住彰文教授)」のコース指定科目である。
本講義を履修する場合、これらのコースのいずれかを履修することが望ましい。これらのコースの履修方法や修了認定方法など詳細については、各コースWebサイトを参照のこと。さらに不明な点がある場合は、courses_at_valdes.titech.ac.jp 宛に問い合わせること。

成績評価

レポートによる。

【レポートの形式】
・ 3つのテーマ(テーマ1:サービス科学、テーマ2:ディジタル人文工学、テーマ3:合意形成学)それぞれについて、下記に従って作成して下さい。

【レポートの内容】
・ レポート課題を指示したテーマについては、内容や分量とも、そのテーマの担当教員の指示に従ってレポートを作成してください。
・ レポート課題を指示しなかったテーマについては、「テーマ○:△△△学について」というタイトルで、まず講義内容を簡潔にまとめ、つづいて、
1)講義内容に関連して自分で考察したこと
2)講義の感想
についてのレポートをA4用紙3ページ程度で作成してください。

【レポートの提出方法】
学期初めのガイダンスで説明した提出方法を変更します。
別途お知らせする方法で、期限までにOCWにファイルをアップして下さい。

・ 各レポートには表紙をつける。表紙には、テーマ名、先生の名前、レポートのタイトル、自分の名前、自分の学籍番号を必ず記載する。表紙はレポートの枚数には含めません。

【提出期限】
・ 2013年2月13日(水)午後5時(時間厳守)

連絡先(メール、電話番号)

取りまとめ担当:
木嶋恭一(大学院社会理工学研究科価値システム専攻)
・ 教員室:西9号館 8階815号室
・ E-mail:kijima_at_valdes.titech.ac.jp

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