科学技術イノベーション政策のための科学実例   Cases with the science for policy

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担当教員
藤村 修三  猪原 健弘 
使用教室
火7-8(W935)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
37001
シラバス更新日
2012年10月11日
講義資料更新日
2012年9月21日
学期
後期

講義概要

科学技術が関わる社会的課題を証拠(エビデンス)に基づいて分析し、論理的に解決策・対応策となる科学技術イノベーション政策を策定・施行することが望まれている。本コースはそうした政策立案を実現する人材を育成することを目的とする。
ここで言う科学技術イノベーション政策を可能にする人材とは、研究に基づいて政策を開発する、研究・開発能力を有する人材であり、すなわち、
① 観察された事象から雑音や不要因子を取り除き、再現性のある客観的事実をデータとして取り出すことができるデータ取得能力。
②データを説明できる理論モデルを構築する理論化能力
③ 複数の理論を組み合わせ課題解決の基本設計を行うシステム創造能力
④作成された基本設計に基づいて具体的な政策を作成する能力
の四つの能力を有した人材である。
  博士後期課程では研究を通じてこれらの能力を修得することになるが、イノベーション専攻、価値システム専攻博士後期課程で行われる研究と科学技術イノベーション政策に関係するコースワークを有機的に結びつけることにより、実際的でかつ論理的なイノベーション政策を生みだし実践することのできる人材を育成する。

講義の目的

科学技術イノベーション政策のための科学」に関する研究事例に基づき、研究成果を政策に結びつける過程を学び検討する。

講義計画

部局を超えた教員(11名を予定)による講演・質疑応答。
1.10/02 ガイダンス(藤村、猪原)
2.10/16 大学院イノベーションマネジメント研究科田辺教授:政策におけるイノベーション
3.10/23 大学院社会理工学研究科経営工学専攻中島教授:20世紀の科学技術社会論基礎
4.10/30 大学院イノベーションマネジメント研究科藤村教授:ERATO(科学技術政策), ドラッグ・ラグ、建築物環境規制
5.11/06 大学院社会理工学研究科価値システム猪原教授:合意形成、集団意思決定
6.11/13 大学院理工学研究科 共通講座調准教授:科学技術評価
7.11/20 (公開講座ノルウェー・ウィーク)
8.11/27 (今回のみ田町キャンパス)大学院イノベーションマネジメント研究科梶川准教授:計量書誌(科学技術イノベ政策)、萌芽技術のアセスメント
9.12/4 大学院理工学研究科 共通講座牧野淳一郎教授:計算機に関する政策
10.12/11 (未定)
11.12/18 大学院イノベーションマネジメント研究科日高教授:スマート・コミュニティ(国際比較)、社会のサービス化
12.1/08 ぐるなび寄付講座嘉多山特任教授:農業政策
13 1/15 産学連携推進本部中西特任教授:国
14.1/22 産学連携推進本部中西特任教授:地方 & 国vs地方
15.1/29 総合討論(藤村、中島、中西、猪原、・・・)

教科書・参考書等

授業時に配布する

関連科目・履修の条件等

特になし

※特別教育研究コースの履修を希望する者は別途特別教育研究コースを参照すること

成績評価

発表及びレポートにより評価

連絡先(メール、電話番号)

mailTo:藤村
fujimura.s.aa アットマーク m.titech.ac.jp
CC:水野(秘書)
mizuno.m.aa アットマーク m.titech.ac.jp

オフィスアワー

毎月曜日 17時~18時 (R&D戦略講義前)

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