サー ビス科学を学習・研究する上で基礎となる、サービスの経済学的側面、マネジメント的側面、技術的側面、および他の学問領域との関連性を学習する。 経済 的・歴史的位置づけ、サービスの本質、サービス戦略、サービス品質、数理的手法、システム思考、デザイン思考、構成学、サービス思考、サービスマーケティング、サービス工学等のテーマの中から 重要性の高いものを選択し、議論を深めていく
エネルギー、環境、交通、医療、福祉などSocial Service Systemにおける問題解決とイノベーション、情報産業の次世代の成長、ネットワーク社会における新規サービス・ビジネスの創出、企業におけるサービスの研究開発戦略と実践、製造業におけるサービス化戦略と実践、サービス産業の生産性・質の向上など、サービス科学の対象とする領域は多岐にわたる。次世代の社会・経済に資する新しい成長の枠組みとしてのサービス・システムをささえる知識体系として期待の高まるサービス科学を研究するための基礎となる項目に関し、分野横断的に学習する。
(予定)
1. 講義概要・導入
2. サービス科学入門
- サービス科学の出現と背景
- イノベーションを生み出すプロセス
3. サービスマネジメントの基礎
-サービスの本質
- 企業におけるサービス戦略
- サービス品質
4. サービス科学とサービス思考
- サービスマーケティング
- サービス工学
- 数理的思考、システム思考、デザイン思考、構成学
- サービス思考
- サービス・モデルとサービス研究のフレームワーク
(参考書)
Service Management: Operations, Strategy, Information Technology, James A. Fitzsimmon, McGraw Hill Higher Education
Handbook of Service Science (Service Science: Research and Innovations in the Service Economy), Carl J. Schramm他, Springer-Verlag
サービス・マーケティング原理, クリストファー ラブロック他, 白桃書房
サービス・サイエンスの展開―その基礎、課題から将来展望まで, ベルンド スタウス他, 生産性出版
Service Thinking: The Seven Principles to Discover Innovative Opportunities, Hunter Hastings, Jeff Saperstein, Business Expert Press
関連科目の条件は特になし。イノベーションに熱意があることが条件となる。
出席、講義への参加・貢献度、最終レポート、の3点により総合的に判断する。
東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科教授
日高一義
電話: 03-3454-8946
メール: hidaka.k.ac[at]m.titech.ac.jp