マネジメント能力の重要なファクターとしてのコンピテンシーを,心理学の発展過程の中から歴史的に理解するとともに,米国におけるコンピテンシー論の発展過程を概観する。その上で,これまで体系化されてきた基本コンピテンシー,職種ごとに求められるコンピテンシーの基礎的知識を習得する。実践的な訓練として,受講生が期待する将来の職務上の役割を事例として,その職務遂行に必要なコンピテンシーモデルを,グループディスカッションによって策定していく。
マネジメント能力の重要なファクターとしてのコンピテンシーを,心理学の発展過程の中から歴史的に理解するとともに,米国におけるコンピテンシー論の発展過程を概観する。その上で,これまで体系化されてきた基本コンピテンシー,職種ごとに求められるコンピテンシーの基礎的知識を習得する。実践的な訓練として,受講生が期待する将来の職務上の役割を事例として,その職務遂行に必要なコンピテンーモデルを,グループディスカッションによって策定していく。自らの価値観に基づき,自ら行動を起こしていく能力を身につける教育の一助として位置付けられる。さらに,技術系のバックグラウンドを有する者がマネジメント領域にチャレンジしていく際に必要となる自らのコンピテンシー開発必要性の気付きをもたらす。
4月11日:イントロダクション
4月18日:人間はなぜ行動するか?
4月25日:コンピテンシーとは?
5月2日:コンピテンシーディクショナリー
5月9日:コンピテンシーディベロップメントプロセス
5月16日:職務・権限・責任
5月23日:コンピテンシーモデルの抽出と定義
5月30日:グループディスカッション
6月8日:高業績者の保有コンピテンシー
6月13日:高業績者の保有コンピテンシー
6月20日:高業績者の保有コンピテンシー
6月27日:グループディスカッション
7月4日:グループディスカッション
7月11日:グループ発表(1)
7月18日:グループ発表(2)
参考書等
(参考書)
「コンピテンシー活用の実際」(日本経済新聞社)
「実践コンピテンシーモデル」(日経BP社)
特になし。
出席(80%以上の出席を必要とする)、グループディスカッションへの参加度、レポート(小レポートおよび最終レポート)
講義を聴くというよりは、受講生がコンピテンシーモデルを作成する訓練を通じて、自らのコンピテンシーを磨く必要性への気づきを習得することがねらい。
メールアドレス:tanaka.y.al@m.titech.ac.jp
電話:03-3454-8947
研究室:田町キャンパス9階908N号室