- 担当教員
- 田辺 孝二
- 使用教室
- 土7-8(CIC913)
- 単位数
- 講義：2 演習：0 実験：0
- 講義コード
- 36011
- シラバス更新日
- 2015年4月7日
- 講義資料更新日
- 2015年7月18日
- アクセス指標
-
- 学期
- 前期
講義概要
社会を変えるイノベーションの実現における産官学連携の意義について理解を深めるとともに、産官学連携によるイノベーションを構想する力を高めるため、企業・地域社会・国家のイノベーション・競争力に重要な役割を果たす産官学連携に焦点をあて、大学の多様な役割、日本及び世界の産官学連携による社会的課題解決やイノベーション推進への戦略的な取り組みについて講義する。
講義の目的
今年度は、社会を変えるイノベーションと産官学連携に焦点をあて、イノベーションに関する大学の多様な役割、日本及び世界における社会的課題を解決するための産官学連携による取り組み、グローバルな視点からの政策形成・連携の重要性などを紹介する。
本講義によって、社会的課題を解決する社会イノベーションの理解を深め、連携による社会イノベーションを構想する力を高める。
講義計画
授業時間は、土曜14：45-16：15（4月11日は15：05-16：35）
講義日程（調整中）
1. 4月11日 講義の目的・進め方、なぜ産官学連携なのか
概要：イノベーションにおける産学官連携の重要性について解説する。
2. 4月18日 イノベーションと連携
概要：イノベーションの特性、イノベーションにおける連携の重要性、連携型イノベーション
について解説する。
3. 4月25日 東工大の産学連携 講師：林ゆう子氏 東工大産学連携推進本部
概要：東工大の産学連携の取り組み、産学連携推進本部の活動を基に、産学連携を考える。
4. 5月 2日 (発表・討議) 産学連携の推進
5. 5月 9日 産総研の産学連携 講師：中村吉明氏 産業技術総合研究所企画副本部長（予定）
概要：産業総合研究所（産総研）の活動、産学連携の取り組みを基に、産学連携を考える。
6. 5月16日 エネルギー安全保障と産官学連携 講師：田中伸男氏 前IEA理事長
概要：グローバルな視点から日本のエネルギー安全保障の現状と課題について解説いただき、
エネルギー安全保障政策における産官学連携のあり方について議論する。
7. 5月30日 (発表・討議) 政策形成と連携
8. 6月 6日 韓国における産学連携 講師：Dr. Hyun Joon Chang Professor, KAIST
概要：韓国のイノベーション政策、産学連携の現状について解説いただき、意見交換する。
9. 6月13日 デジタル時代の産学連携 講師：安浦寛人氏 九州大学副学長・理事
概要：情報通信技術の研究開発の方向、福岡シリコンシーベルト構想のねらいと活動、バングラ
デシュにおける社会情報基盤プロジェクトなどを紹介いただき、大学の役割を考える。
10. 6月20日 (発表・討議) 社会的課題解決と大学の役割
11. 6月27日 地域活性化の横浜モデル 講師：吉田正博氏 永続的成長企業ネットワーク 代表理事
概要：元横浜市金沢区副区長で、ニッポン新事業創出大賞（支援部門）最優秀賞を受賞された
吉田さんに横浜市の事例を紹介いただき、連携のあり方などについて議論する。
12. 7月 4日 シンガポールにおける社会イノベーション
概要：シンガポールのグローバルな連携による課題解決の取り組み、国内の経験を基に国際
的に展開する戦略を紹介し、イノベーションの国際展開について議論する。
13. 7月11日 日本を救う医療の産業化、国際化 講師：北原茂実氏 医療法人社団KNI理事長
概要：輸出産業としての病院というイノベーション、カンボジアにおける病院建設の取り組みを
紹介いただき、病院のグローバル化の課題について議論する。
14. 7月18日 （発表・討議）グローバルな連携
15. 7月25日 （発表）社会イノベーション、まとめ
教科書・参考書等
授業時に資料を配布
関連科目・履修の条件等
なし
成績評価
レポート（３割）、発表（２割）、授業貢献（２割）、出席状況（３割）により評価
担当教員の一言
社会的課題を解決するイノベーションの推進に携わっている専門家を招き意見交換します。
連絡先（メール、電話番号）
tanabe＠mot.titech.ac.jp
オフィスアワー
木曜17:30－19：00（事前にメールで予約してください）
