イノベーションと標準化   Innovation and Standardization

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担当教員
田辺 孝二  加藤 恒  原田 節雄  大橋 守  浜田 恵美子  今井 茂雄  中村 嘉秀  足立 憲昭  田中 正躬  和泉 章  長野 寿一 
使用教室
土9-10(CIC707J2-1601)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
36041
シラバス更新日
2014年9月27日
講義資料更新日
2014年12月15日
アクセス指標
学期
後期

講義概要

 新技術の事業化・市場化というイノベーションプロセスのなかで,戦略的ツールとして重要な役割を果たす標準化について講義します。標準化の基本概念,企業戦略として標準化への取り組み方,標準と知的財産権の関係,グローバルビジネスと認証制度の関係等について、第一線の専門家を講師に招き、講義をしていただきます。

 本講義は遠隔講義を実施しますので、田町キャンパスCIC707教室とともに、すずかけ台キャンパスJ2-1601教室で受講できます。
 第1回授業(10/4)は16:50-18:20、第2回目以降は16:30-18:00の授業時間です。

講義の目的

 新技術の市場化というイノベーションプロセスのなかで、戦略的ツールとして重要な役割を果たす標準化について学ぶ。
 標準化の基本概念、ビジネスにおける標準化の重要性、標準と知的財産権の関係、グローバルビジネスと認証制度の関係について理解するとともに、ケーススタディを基に、標準化をイノベーションのための戦略的ツールとしてどのように用いるかについて習得する。

講義計画

・10/4 オリエンテーション  田辺孝二 本講義のねらい、進め方等について説明する。 

・10/11 国際標準化の意義 和泉章氏(経済産業省国際電気標準課長)
標準と認証の意義と基本知識について解説する。

・10/18 ビジネス戦略と標準化 原田節雄氏(桜美林大学特任教授) 
国際ビジネスで勝つための標準化、国際標準化のタイプについて解説する。

・10/25 ビジネス戦略と標準化 江藤学氏(一橋大学特任教授)
     標準化を利益につなげるための標準化戦略について、事例を基に解説する。
 
(11/1 休講)
・11/8 イノベーションと標準化 浜田恵美子氏(名古屋工業大学教授、元太陽誘電技術部長)
「CD-Rの開発・事業化と標準化」
日本発のイノベーションであるCD-Rの事業化における標準化を紹介し、新規事業に
おける標準化戦略のあり方を考える。

・11/15 イノベーションと標準化 今井茂雄氏(LIXILグローバル環境インフラ研究室課長) 
「日本発の抗菌検査方法の標準化」
日本独自の抗菌コンセプトを国際標準化として実現したケースを紹介し、新たな
コンセプトに関する標準化戦略のあり方について学ぶ。

・11/22 イノベーションと標準化 長野寿一氏(経済産業省国際標準化戦略分析官)  
    「標準化と特許」
     標準と特許の重なる部分の解説、標準必須特許に関するルールの現状と課題等
    について紹介する。     
              
・11/29 国際ビジネスと認証制度  和泉 章氏(経済産業省)  
「認証制度の重要性」 
    現代社会における認証制度の重要性について、事例を基に解説する。 

・12/6 国際ビジネスと認証制度  足立憲昭氏(イオンエンターテイメント常勤監査役)
   「企業におけるリスクマネジメントと認証制度」  
   企業における品質管理、環境管理における認証制度の活用について紹介し、企業経営と
認証制度の関係について学ぶ。 

・12/13 国際ビジネスと認証制度  田中正躬氏(日本規格協会、元ISO会長)
「社会インフラの国際標準化・認証」 
    社会システムに関する国際標準化の意義、国際標準化・認証の戦略的な取り組みについて学ぶ。 

・12/20 標準化と知的財産権 加藤 恒氏(三菱電機知的財産渉外部長)
「企業における知財戦略と標準化戦略の融合」 
   技術の高度化・複雑化が進む中で、緊密化・複雑化する標準化、知的財産、独占禁止の
   関係を概説し、企業における知財戦略と標準化戦略のあり方について検討する。 

・1/10 標準化と知的財産権 中村嘉秀氏(アルダージ代表取締役社長)
「デジタル時代の知的財産問題」
   デジタル時代の知的財産のあり方、パテントプールの運営と課題について考える。 

・1/17 標準化戦略 大橋 守氏(日本鉄鋼連盟標準化センター事務局長)
    鉄鋼業における品質・試験方法などの標準化を事例に、業界としての標準化戦略、
    標準化専門家としての活動のあり方について概説する。  

・1/24 発表 課題「新たな認証制度を提案する」

・1/31 標準化戦略 田辺孝二
    イノベーションのためのツールとしての標準化戦略について総括する。

教科書・参考書等

授業時に配布する。授業の1週間前にPDF資料を送付する。

関連科目・履修の条件等

特になし。

成績評価

授業への貢献(40%)、レポート(30%)、出席状況(30%)により評価。

担当教員の一言

 企業戦略としての標準化を、各分野の第一人者から総合的・実践的に学ぶ授業です。
 イノベーション、知的財産、企業戦略に関心のある方にお勧めします。 

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