専門的な知識を必要とする社会的な諸問題について立場・知識・関心・懸念の異なる人々が互いにコミュニケーションをとるためには、相応なデザインが必要である。
本論ではそのデザインのありかたを太陽光発電普及促進、高齢者の地域包括支援、裁判員制度などの問題分析を通じて検討する。検討にあたり、応用言語学の基本的な諸理論を応用し、コミュニケーションによる問題解決の筋道を提示する。
コミュニケーションをデザインすることの意味と意義を事例に基づいて考察する。
講義ノート参照
授業中に配布
なし
授業中の課題(宿題含む)50%、期末課題50%
コミュニケーションは日常行っているものなので、それ自身を意識することがむずかしい。まして、問題解決過程と個別のコミュニケーションの関係を意識し、それぞれの過程にふさわしいコミュニケーションはどのようなものなのかを考えることはもっとむずかしい。この問題を考えるためには、コミュニケーションを俯瞰的にとらえる枠組みが必要である。本論ではその観点を様々なケーススタディを通じて示していき、最終的には自分が社会で直面している問題に関するコミュニケーションデザインを考えてもらう。
コミュニケーションを通じた問題解決を目指している人に受講してもらいたい。
内容は予告なく変更することがある。