知的財産権法   Intellectual Property Rights Law

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担当教員
佐伯 とも子  宮垣 聡  杉田 禎浩 
使用教室
木11-12(CIC913)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
36020
シラバス更新日
2012年4月6日
講義資料更新日
2012年3月26日
学期
前期

講義概要

知的財産マネジメントを行う上で必要な法律上の知識を習得する。
知的財産権法について概説し,次に産業財産権法(工業所有権法)である特許法,商標法および著作権法などについて解説する。

講義の目的

知的財産権法について概説し、次に、産業財産権法(工業所有権法)である特許法、著作権法などについて事例とともに解説することにより、知的財産マネジメントを行う上で必要な法律上の知識を習得する。

講義計画

01.民法基礎
 法律を学ぶにあたっての考え方、民法の基礎的な内容を概説する。
02.法学入門・知的財産法の概要
 法律に対する考え方と知的財産権法全体の概要を解説する。  
03.特許法①:制度と目的
 知的財産権法の主となる特許法に関し、制度としての概要、法律の目的に関連する条文を事例紹介とともに解説する。 
04.特許法②:発明とは・特許要件
 特許法に関し、特許を受けるための発明や手続要件に関する条文を事例紹介とともに解説する。
05.特許法③:特許権の主体I
 特許法に関し、特許という権利を受けるための主体に関する条文を事例紹介とともに解説する。
06.特許法④:特許権の主体II
  前回に続いて、特許法に関し、特許という権利を受けるための主体に関する条文を事例紹介とともに解説する。
07.特許法⑤:特許権の効力I(特許発明の実施)
 特許法に関し、取得した特許の権利を実施することの意義、権利侵害など、権利としての効力に関する条文を事例紹介とともに解説する。
08.特許法⑥:特許権の効力II(特許権侵害)
 前回に続き、特許権の権利侵害における均等論などの権利解釈に関して事例を示して解説する。
09.特許法⑦:特許権侵害の救済手続I
 特許権の侵害において、差止請求、損害賠償などその救済手続に関する条文を事例紹介とともに解説する。
10.特許法⑧:特許権侵害の救済手続II
 前回につづいて、特許権の侵害での差止請求、損害賠償などその救済手続に関する条文を事例紹介とともに解説する。
11.特許法⑨:特許法事例によるディスカッション
 特許法の適用に関する事例(侵害事件)を課題とし、その課題に関して議論を行う。
12.著作権法①:著作権について
 著作権法に関して、著作物の定義など事例紹介と共に解説する。
13.著作権法②:著作隣接権・著作権者・権利の種類
著作権法に関して、著作権に含まれる著作隣接権、著作権者の定義など事例紹介とともに解説する。
14.不正競争防止法
 不正競争防止法について、その趣旨や考え方、特徴などを概説する。
15.著作権法事例によるディスカッション
 著作権法の適用に関する事例を課題とし、その課題に関して議論を行う。

教科書・参考書等

各回資料を配布し、その配布資料をテキストとして用いる

関連科目・履修の条件等

特にない

成績評価

出席状況(ディスカッションへの参加)(40%)、レポート(2回): 60%により評価

担当教員の一言

初めて知的財産権法を学ぶ学生は、入門書(「理系にもわかる知的財産法講義」(弘文堂)など)を予め読んでおくとよい。

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