企業戦略とイノベーション   Corporate Strategy for Innovation

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担当教員
辻本 将晴 
使用教室
金11-12(W935)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
36049
シラバス更新日
2010年4月16日
講義資料更新日
2010年3月22日
学期
前期

講義の目的

本講義の目的は、履修者が次の3点を達成できるようにすることである。第一に、経営戦略論の基礎的な概念を理解し、企業戦略とイノベーションに関わる現象の解釈に自ら適用できるようになること。第二に、既存の概念を発展させ、現象の新たな側面を提示することに取り組むこと。第三に、独自の解釈に基づいて現実的かつ具体的な提案を含むプレゼンテーションができるようになること。
そのため、履修者は事前にリーディングアサインメントを読むことが求められる。そのうえで、講義の前半は経営戦略論に関わる講義とディスカッションを行う。講義の後半はグループ発表とそれに基づくディスカッションを行う。全体でのケースディスカッションおよび講演も予定している。

講義計画

1. ガイダンス:戦略とは何か  ディスカッション:電気自動車テスラ社の事例
2. イノベーションとは、経営戦略論の全体像(沼上、戦略サファリ) グループ分け
3.ドメインの戦略論  グループ発表:戦略サファリに新しいスクールを①
4. ポジショニングとRBV(Resource Based View) グループ発表:戦略サファリに新しいスクールを②
5. ゲーム理論の戦略論への応用
グループ発表:事業ドメインの明示化と組みかえ①
6. 知識創造のモデル
グループ発表:事業ドメインの明示化と組みかえ②
7. 科学・技術・市場の相互作用
グループ発表:価値相関図を用いたゲームチェンジ①
8. 情報の粘着性とイノベーションの源泉
グループ発表:価値相関図を用いたゲームチェンジ②
9. 既存産業のサイエンス型化
ケースディスカッション:プラズマコ社
10. モジュール化とアーキテクチュラルイノベーション
グループ発表:情報の粘着性の事例とその克服①
11. ビジネスレイヤーとオープンイノベーション
グループ発表:情報の粘着性の事例とその克服②
12. オープンネットワークとプラットフォームリーダーシップ
グループ発表:アーキテクチュラルイノベーションによって競争優位となった事例①
13. ビジネスエコシステムとサービスリーダーシップ
グループ発表:アーキテクチュラルイノベーションによって競争優位となった事例②
14. ケースディスカッション:FeliCa、ビットワレット

教科書・参考書等

1. 玉田俊平太監修, 伊豆原弓訳『イノベーションのジレンマ -技術革新が巨大企業を滅ぼすとき-』翔泳社,2001年
2. ヘンリー・ミンツバーグ『戦略サファリ』、東洋経済新報社、1999年
3. 榊原清則『企業ドメインの戦略論』、中公新書、1992年
4. B・J・ネイルバフ、A・M・ブランデンバーガー、『コーペティション経営』、日本経済新聞社、1997年
5. 野中郁次郎、竹内弘高『知識創造企業』、東洋経済新報社、1996年
6. 沼上幹,『液晶ディスプレイの技術革新史 ―行為連鎖システムとしての技術―』,白桃書房,2001年.
7. 藤本隆宏、青島矢一、武石彰、『ビジネス・アーキテクチャ―製品・組織・プロセスの戦略的設計』、有斐閣、2001年
8. M・イアンシティ、R・レビン、『キーストーン戦略』、翔泳社、2007年
9. 国領二郎、『オープン・アーキテクチャ戦略』、ダイヤモンド社、1999年
10. 加護野忠男、井上達彦、『事業システム戦略』、有斐閣、2004年
11. H・チェスブロウ、『OPEN INNOVATION』、産業能率大学、2004年
12. A・ガワー、M・A.・クスマノ、『プラットフォーム・リーダーシップ』、有斐閣、2005年

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

出席、ディスカッションへの貢献、グループ発表、最終レポート

担当教員の一言

リーディングアサインメント、グループ発表、最終レポートという講義時間外の負荷がかかりますので、了解したうえで履修してください。

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