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担当教員
中野 張 
使用教室
土5-6(CIC913)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
36022
シラバス更新日
2010年10月1日
講義資料更新日
2010年10月1日
アクセス指標
学期
後期

講義概要

企業財務におけるプロジェクト価値評価、資金調達、金融工学等の基礎理論を概説する。

講義の目的

ファイナンス理論、特にキャッシュ・フロー評価、資本市場の理論、
デリバティブ理論の修得を通じて、企業の財務意思決定の基礎理論の理解を目標とする。

講義計画

1. ガイダンス・イントロダクション
 講義の目的や進め方などについて説明する。
2. ファイナンス数学の基礎(1)
 金利,債券,キャッシュ・フローの基礎について講義する。
3. ファイナンス数学の基礎(2)
 金利,債券,キャッシュ・フローの基礎について講義する。
4. 現在価値評価
 現在価値の概念を用いてキャッシュ・フローを評価する方法について講義する。
5. 基本的な投資理論(1)
 不確実性の下での平均-分散ポートフォリオ理論について講義する。
6. 基本的な投資理論(2)
 資本資産評価モデル(CAPM)について講義する。
7. 資本コスト
 資本コストの考え方やその算出方法について講義する。
8. 投資の価値評価
 正味現在価値の概念やそれを用いてプロジェクトの価値を評価する方法について講義する。
9. 企業価値
 資本コストや正味現在価値の概念を用いて企業の経済的価値を算出する方法について講義する。
10. 財務政策
 企業価値極大化のための最適資本構成について講義する。
11. 資金調達
 資金調達の種類と方法について講義する。
12. デリバティブと金融工学(1)
 リスクヘッジのためのデリバティブの利用および金融工学の概要について講義する。
13. デリバティブと金融工学(2)
 リスクヘッジのためのデリバティブの利用および金融工学の概要について講義する。
14. リアルオプション
 金融工学理論によるプロジェクト価値評価について講義する。

教科書・参考書等

教科書:特に指定しない
参考書:ツヴィ・ボディー,ロバート・マートン,『現代ファイナンス論』,
    ピアソン・エデュケーション,2001.
石野雄一,『道具としてのファイナンス』,日本実業出版社,2005.
    デービッド・G・ルーエンバーガー,『金融工学入門』,日本経済新聞社,2002.

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

レポート

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