先端技術とイノベーション   Advanced Technology and Innovation

文字サイズ 

担当教員
藤村 修三  高橋 孝志  廣瀬 茂男  小長井 誠  石川 正道  中嶋 正之  圓川 隆夫 
使用教室
金9-10(W935)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
36027
シラバス更新日
2009年10月9日
講義資料更新日
2009年9月28日
学期
後期

講義概要

先端科学技術に関する最新の研究開発の動向,事業化するための考え方等を習得する。

講義の目的

科学技術の先端分野における研究開発やイノベーションについて講義する。また、研究テーマの発見や発明・イノベーションのプロセスについても学ぶ。先端分野については、物性物理・応用化学・機械物理・生産工学・ロボット工学・電子物理・電気電子・バイオテクノロジー・ナノテクノロジー・情報環境・計算工学等の分野から、毎年5~6分野のローテーションで紹介する。この講義は特定分野の学生を対象とせず、専門外の学生にも分かりやすく解説する。

講義計画

第1回 10月2日 藤村修三 大学院イノベーションマネジメント研究科 ガイダンス
第2回 10月9日 小長井誠 大学院理工学研究科電子物理工学専攻 太陽光発電のしくみ、太陽電池の作り方、産業界の動向、太陽電池開発の課題と国の政策、新しい太陽電池の研究開発を紹介する。
第3回 10月16日中嶋正之 大学院情報理工学研究科計算工学専攻 最先端コンピュータグラフィックス技術について講義する。
第4回 10月30日中嶋正之 大学院情報理工学研究科計算工学専攻
第5回 11月6日 圓川隆夫 大学院社会理工学研究科経営工学専攻 オペレーションズマネジメント上のイノベーションについて説明し、ガラパゴス化と呼ばれる現象や、過剰品質の裏側に潜む高コスト体制の問題について考える
第6回 11月13日圓川隆夫 大学院社会理工学研究科経営工学専攻 日本文化の”モノに対する高不確実性文化と同時に、概念や思想に対しては可塑融通性をもつ”という固有性から説明し、現在における弱みを強みに変える戦略について考える。
第7回 11月20日高橋孝志 大学院理工学研究科/応用化学専攻 近年創薬研究において計算化学、コンビナトリアルケミストリー、ラボオートメーションといった合成工学的新手法の活用が活発化している。本講義ではこれら技術の詳細について二回に分けて概説する。"
第8回 11月27日高橋孝志 大学院理工学研究科/応用化学専攻
第9回 12月4日 石川正道 大学院総合理工学研究科/物質科学創造専攻 本講義では、材料、バイオ、情報など、ほとんどあらゆる新技術に関係するナノテクノロジーのコンセプトを分かり易く解説し、ナノテクノロジーがどのように社会、産業に浸透していくか見極める着眼点を与える。"
第10回 12月11日小長井誠 大学院理工学研究科電子物理工学専攻 第2回目は、なぜ日本が太陽光発電で世界一になれたのか、これまでの歴史を振り返る。一方、ドイツと米国の状況を紹介し、ついで、再び、我が国が世界一に返り咲くために何をすべきかを考える。
第11回 12月18日石川正道 大学院理工学研究科/機械宇宙システム専攻
第12回 1月8日 広瀬茂男 大学院理工学研究科機械宇宙システム専攻 本講義では、ヘビやクモそして新型の車輪などを参考にしながら新たな形態を追求したいろいろなロボットを紹介します。
第13回 1月22日 広瀬茂男 大学院理工学研究科機械宇宙システム専攻 本講義では、遠い将来に訪れるであろうロボット化され機械化された社会における人間と機械の関わりを考え、アシモフのロボット3原則の問題点を論じ、工学者が考える理想的なロボット化社会の姿を示します。
第14回 1月29日 藤村修三 大学院イノベーションマネジメント研究科 総括・授業評価

教科書・参考書等

資料を配布

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

出席+レポート提出(2回)

担当教員の一言

オムニバス形式の講義となるので、担当教員のHPを見るなどして、事前に講義分野の基本的な知識を予習しておくことを推奨する。

このページのトップへ