R&D戦略(後期開講)   Strategic Management for Research and Development (Autumn Semester)

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担当教員
藤村 修三 
使用教室
火11-12(CIC913)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
36008
シラバス更新日
2008年10月1日
講義資料更新日
2008年10月1日
学期
後期

講義概要

研究開発の戦略を考える上で基本となる,「科学」「技術」,「研究」「開発」,「基礎」「応用」といった概念の整理を行った上で,技術の構造を個別の技術の内容にとらわれない一般化した概念として習得させる。その上で,要素技術を集積して製品であるシステムを構築すると言う観点から,科学知,技術知,技能の役割と扱いを整理し,リニア・モデル,第二種基礎研究,ジェネリック・テクノロジーの意味を明らかにした上で,テクノロジー・マーケティングや戦略的提携の意味とあり方について講義する。

R&D戦略(前期開講)とR&D戦略(後期開講)は同一内容のため,両方の科目を履修することはできない。また,R&D戦略を履修した学生も,履修を不可とする。

講義の目的

研究開発の戦略を考える上で基本となる,「科学」「技術」,「研究」「開発」,「基礎」「応用」といった概念の整理を行った上で,科学知に基づくイノベーションとそれを生み出すイノベーション・システムについて学ぶ。

講義計画

01.ガイダンス:科学と社会(日本企業における基礎研究)
02.グループ分け、講義;前学期科目イノベーション論の概要
03.ビデオ・ケース視聴;トランジスターの発明、講義;論点摘出
04.グループ・ワーク;論点議論、講義;トランジスターの発明
05.グループ・ワーク;企業における研究
06.ゲスト講演
07.グループ・ワーク;大学の役割:テキスト&ケース(表面物理)
08.講義;基礎と応用、ビデオ・ケース視聴;ロボット
09.グループ・ワーク;ケース(ロボット)に基づく課題発表
10.講義;科学と技術、研究・開発・ものづくり
11.技術の構造1
12.グループ・ワーク;コンソーシアム
13.講義;モジュール化、ビデオ・ケース視聴;燃料電池
14.グループ・ワーク;ケース(燃料電池)に基づく課題発表
15.技術の構造2

教科書・参考書等

・フォーラム「持続可能な新産業創生のシナリオ」記録
 フォーラム「持続可能な新産業創生のシナリオ」記録、は市販されていません。
 入手方法についてはガイダンス時に案内します。
 (事前にほしい人は藤村まで連絡してください。)
・「暴走する科学技術文明」市川惇信著、岩波書店(2000)ISBN 4-00-006008-2
・「中央研究所の時代の終焉」リチャード・ローゼンブルーム著、日経BP社ISBN:4-8222-4132-7
・「世界最強企業の研究戦略」ロバート・ブーデリ著、日本経済新聞社ISBN:4-532-14870-7

関連科目・履修の条件等

特になし。科学と技術に興味のある人
H19年度以前のR&D戦略およびH20年度以降のR&D戦略(前期開講),R&D戦略(後期開講)は,いずれも同一内容のため,重複して履修することはできない。

成績評価

2回のレポートに加え、ディスカッションでの発言など講義参加への状況を考慮。

担当教員の一言

議論や発表を通じて学習します。講義は自学習した内容を確認する場と考えてください。

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