マーケット,技術等の変化とマーケットの多様化に伴いバリューチェーンの構造が変化するようになった。それに対応すべく,研究開発,製造,流通,販売の各フーズでの戦略,バリューチェーンの組み換えとチェーンに沿った戦略をマーケティング,組織,研究開発,ファイナンスの面から講義する。ここでは,日本のマーケットと企業文化に根ざした対応とグローバル競争に対応すべく,日本を代表する企業のケース教材をもとに,戦略策定のための概念,ツール,検証法等を習得させ,演習を通し,戦略策定の実践的能力を養う。なお,インターンも実施する。
近年、技術経営の重要性、および技術経営(専門職)大学院の必要性が強調されている。その背景として、我が国に於いては高い科学技術力をマーケットに繋げたり、マーケットから新科学技術技術を創出することが少なく、これを打破するマネージメント力の強化とその為の人材育成が必要との認識に基づくものである。東工大MOTビジョンは”3C”(Cohesive Relation:これまで大学は理論、企業は実践と分けて考えられてきたのに対し、MOTでは大学と企業が共通の場に立って実践的な問題解決を求める、Comprehensive Field:ベンチャー育成や個別技術対象に止まらず大企業における包括的技術経営分野も対象とする、Cultural Diversity:グローバルスタンダードだけでなく、多様かつ固有の文化を見据えた技術戦略を対象とする)を基本コンセプトとする。このコンセプトのもと、技術経営戦略各論企業戦略各論の講義とケーススタディ方式授業・演習を行う。
前期の企業戦略各論に続いて、技術経営戦略各論のマーケティング(顧客ニーズ・R&D・IP・製品開発戦略・市場開拓)ファイナンス(事業価値評価・M&A)組織(プロジェクトマネジメント・ベンチャー)の講義とケーススタディ方式授業・演習をおこなう。チームワークとリーダーシップを育成する。
各ケースごとのテキストを利用する
課題ごとのレポートと発表
技術を生み出す背景、思考、アプローチを含めて修得してもらう。