オプトエレクトロニクス   Optoelectronics

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担当教員
宮本 智之 
使用教室
月1-2(G223)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
89105
シラバス更新日
2011年3月23日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期

講義概要

光通信や光記録,光センシングなどの光エレクトロニクス分野を理解するために必要な,光デバイスの特徴や動作原理を講義する。受動光デバイスである光導波路の導波モード解析,能動光デバイスである半導体レーザの動作原理や特性,また,その他の光機能デバイスのいくつかについて,基礎から解説する。

講義の目的

光通信や光ディスクなどの光・光子を用いた技術・システムとして展開される光エレクトロニクス分野の理解のために,そこに用いられる光デバイスの特徴や動作原理を講義する.具体的には,受動光デバイスである光導波路の導波モード解析,能動光デバイスである半導体レーザの動作原理や特性を中心に,基礎から解説する.

講義計画

1. 光エレクトロニクス概論
2. 光導波路の基礎
3. 光導波路の基本特性
4. 光ファイバと光導波路損失
5. 光導波路の結合と光出射・集光
6. 半導体レーザの基礎
7. 半導体レーザの静特性
8. 発光現象と光学利得
9. 半導体レーザの製作技術
10. 半導体レーザの動特性
11. 動的単一モードレーザ
12. 面発光レーザ
13. 半導体光機能デバイス

教科書・参考書等

教員の作成した資料を基に講義を進めます.
光エレクトロニクス関連の教科書は講義理解の助けになり,また講義で説明が十分に行なえない内容についても勉強が可能ですので,適当な教科書の購入を勧めます.以下に教科書の例を示します.

1. 末松安晴,伊賀健一共著:光ファイバ通信入門(改訂4版),オーム社.
2. 山田実著:光エレクトロニクス,森北出版.
3. 栖原敏明著:半導体レーザの基礎,共立出版.
4. 西原浩,裏升吾共著:光エレクトロニクス入門,コロナ社.
5. 国分泰雄著:光波工学,共立出版.(光導波路)

関連科目・履修の条件等

本講義では,光エレクトロニクス分野を初めて学ぶ学生を考慮して基礎的知識から講義するため,当該分野の学部相当の講義内容+αと考えてください.なお,本講義では,電磁気学および半導体物性の基礎を学んでいることを前提とします.

成績評価

出席,演習,レポート,試験

担当教員の一言

光エレクトロニクスの理解に必要な基礎から講義をするので,多くの人の受講を期待します.

その他

担当教員:
○ 宮本 智之 准教授 : すずかけ台 R2棟 817号室 (内線5059)
E-mail: tmiyamot[atmark]pi.titech.ac.jp

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