先進情報材料特論   Advanced Materials in Information Technologis

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担当教員
稲垣 由夫 
使用教室
 
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
89129
シラバス更新日
2008年10月1日
講義資料更新日
2008年10月1日
学期
後期

講義概要

本講義では,情報の記憶,表示,保存をはじめとする様々な情報技術の中で取り扱われる高度な機能をもつ先進的な材料の中で,有機材料および無機材料の中から例を取り上げ,その材料が示す物性の基礎,材料設計の考え方,作製法,評価法,応用のためのプロセス技術,実デバイスとその特性などについて理解を深めることを目的とする。

講義の目的

本講義では,情報の記憶,表示,保存をはじめとする様々な情報技術の中で取り扱われる高度な機能をもつ先進的な材料の中で,有機材料および無機材料の中から例を取り上げ,その材料が示す物性の基礎,材料設計の考え方,作製法,評価法,応用のためのプロセス技術,実デバイスとその特性などについて理解を深めることを目的とする。

講義計画

 【前半】
1. ストレージ・メモリデバイスの分類
2. 磁性の基礎
3. 磁気抵抗効果材料
4. スピントロニクスへの展開

【後半】
1. 色素系光ディスクの構造と記録再生原理
2. 光ディスク用色素の機能(光の吸収など)と構造設計
3. 化学結合の性質とその調節
4. 有機分子の構造および集合状態と物性との関係
5. 銀塩写真などの化学的カラー画像形成システムの仕組み
6. カラー画像形成反応
7. 有機化合物の構造と反応性との関係
8. 有機材料開発における基礎科学的観点の重要性

教科書・参考書等

 担当教官が作成した資料を用いる。
参考書として、写真学会編「写真工学の基礎:銀塩写真編」コロナ社(1996)、「機能性色素の応用」(株)シーエムシー出版(2002)。

関連科目・履修の条件等

特に無し。

成績評価

各教官によるレポートと出席によって総合的に評価する。

担当教員の一言

化学反応を利用した光情報記録材料および画像形成材料の開発例を挙げて有機化学の基礎から解説します。

その他

担当教員:
恒川 孝二 連携准教授 :
(連絡窓口教員)
 宗片 比呂夫 教授 すずかけ台 J1棟213号室 (内線5185)
   E-mail: hiro[atmark]isl.titech.ac.jp

 稲垣 由夫 連携教授 :
(連絡窓口教員)
 半那純一 教授 すずかけ台 J1棟 205号室(内線5176)    
   E-mail: hanna[atmark]isl.titech.ac.jp

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