生理学及び解剖学の知見に基づいて,理工学の立場から運動機能,制御原理を生物の体の機械的構造モデル,運動制御関連の神経システムのシステム制御工学的モデルなどを用いて解説する。さらに,神経細胞や神経ネットワークの電気的特性などの生理学での最新研究成果を紹介する。
Ocularmotor system model based on the anatomic structure and physiological function and its application to robot eye control and topographic diagnosis, electrical equivalent circuit of neuron, and learning system model faithful to neural network of brainstem and cerebellum.
生理学及び解剖学の知見に基づいて,生体の感覚器の特性,運動機能、運動制御神経 系などを数学モデルを用いて解説する。また,神経細胞や神経ネットワークの電気的 特性などの生理学での最新研究成果を紹介する.
01.はじめに“究極の機械”としての生物の体
02.この講義に必要とする基礎知識に関して
03.生体の“材料”細胞について
04.神経細胞とそのネットワーク
05.骨・筋肉・腱により構成した体の運動機構
06.眼、耳など生物の“センサ”について
07.生体の運動制御の“中枢”:小脳と脳幹について
08.生体運動制御システムの数学モデル
09.神経システムモデルの応用例
10.バイオロボティクスの将来
担当教員が作成した講義資料を配布する.
特になし.
レポートにより評価を行う
ロボット工学,生理学に関する基礎知識がなくても十分理解できるように配慮する. ただし,制御工学の基礎をある程度習得していることが望ましい.