次世代生産環境を構築する上で必要不可欠な「マザーマシン工学」の体系化を目的として,歴史的展開,基礎原理,設計,並びに高度化技術について代表的なテーマに基づいて講義する。その際には具体的な研究開発課題及び研究状況を概説する。なお,対象とするテーマとしては,マザーマシン設計の基礎概念と設計方法論,超精密加工システム,多機能インプロセス計測系などが挙げられる。
次世代生産環境を構築する上で必要不可欠な「マザーマシン工学」の体系化を目的として,歴史的展開,基礎原理,構造設計,並びに高度化技術に関して代表的なテーマを設定して講義する.その際には関連する重要な研究開発課題及び研究状況を概説する.
以下のようなテーマについて講義する計画である.
1.マザーマシンの発展経緯
2.マザーマシン設計の基礎概念と基礎理論(静剛性,動剛性,熱特性)
3.マザーマシンの設計方法論(構造設計,構造記述,構造解析)
4.マザーマシンの構成要素(主軸系及びテーブル系)
5.ナノ加工用マザーマシンの機能,構造,並びに研究開発動向
6.マザーマシンの知能化・高度化を目的とした主要なシステム機能
7.その他
参考文献
日本工作機械工業会編,工作機械の設計学(応用編)-マザーマシン設計のための基礎知識-,(2004),日本工作機械工業会
特になし
講義の中で適宜,特定の課題を選定し,それについてレポートを提出してもらう.
講義内容はマザーマシンの基礎からそれを中核加工機能とする生産システムの構築論に至る広範な領域を対象とするが,可能な限り最新の技術動向及び研究成果を中心に講義する予定である.
【オフィスアワー】
講義日当日の13:20~14:50