環境放射線学   Radiation and the Environment

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担当教員
小栗 慶之 
使用教室
月7-8(G512)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
98062
シラバス更新日
2011年3月23日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期

講義概要

放射線・放射能の科学的定義,放射線の諸作用を解説した後,宇宙を含む自然環境中に存在する放射線,放射性物質について概説する.放射線の生体影響に関する基礎事項を講じた後,放射線,核エネルギーに係る事故,環境汚染等について,過去の事例を中心に紹介する.続いて原子力発電,核燃料サイクルの基本事項とエネルギー源としての位置付けを論じた後,これらの環境影響,リスク・安全性に関わる諸問題について議論する.

講義の目的

放射線・原子力の様々な関連事項に対し,環境理工学のスペシャリストとして常に科学的な判断を行い,適切に行動するために必要な基盤的知識を提供することを目的とする.

講義計画

1. 放射線,放射能とは
2. 放射線の一般的性質と巨視的作用
3. 宇宙の歴史と放射線
4. 地球環境中の放射線と放射性物質
5. 日常生活と放射線
6. 放射線の生体影響
7. 放射線利用における環境安全の確保
8. 核実験,原子力事故の環境影響
9. エネルギー戦略と核エネルギー
10. 地球環境と核エネルギー
11. 核エネルギーのリスクと安全性
12. 軽水炉による原子力利用の現状
13. 核燃料サイクルとプルトニウム利用
14. 放射性廃棄物の処理処分

教科書・参考書等

特になし.

関連科目・履修の条件等

特になし.

成績評価

毎回の授業への出席及び授業終了時の演習問題で評価を行う.

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