環境学の基礎   Foundation of Environmental Science and Technology

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担当教員
梅干野 晁  原科 幸彦  石川 忠晴  衣笠 善博  篠原 保二  渡辺 眞紀子  中村 恭志  錦澤 滋雄 
使用教室
月1-2(G511)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
98033
シラバス更新日
2009年9月28日
講義資料更新日
2009年9月28日
学期
後期

講義概要

環境問題の歴史と現状を述べ,本質を理解させ,解決のための方策について講述する。環境問題の対策は各国,各地域での環境政策や環境計画に依存する。すなわち,Think Globally,Act Locallyである。複数教員による講義体制を組む。

講義の目的

環境問題の歴史と現状を述べ,本質を理解させ,解決のための方策について講述する。環境問題の対策は各国,各地域での環境政策や環境計画に依存する。すなわち,Think Globally, Act Locallyである。複数教官による講義体制を組む。

講義計画

1.環境問題とは何か:持続可能な発展(Sustainable Development)
環境の概念,地域の環境問題,何が環境問題の原因か,生態系と人間
2.地球環境と物質循環
 地球環境問題,地球温暖化の問題,グローバリゼーションの光と影
3.環境問題と社会システム
 人口問題と環境問題,The Tragedy of the Commons,資源・エネルギー問題
4.廃棄物問題
 ごみ問題を考える,廃棄物処理の方法,循環型社会へ,ゼロエミッション
5.環境保全対策の歴史(1)公害問題への対応
 日本の公害問題の歴史,水俣病,公害国会,環境庁の発足,規制行政
6.環境保全対策の歴史(2)環境行政の進展と後退
 ストックホルムの国連人間環境会議,自然環境の保全,アセス法制化の失敗
7.環境保全対策の歴史(3)環境基本法の成立
 地球環境問題の発生,リオの地球サミット,環境基本法の成立とその理念
8.環境保全対策の歴史(4)新世紀における多様な政策手段
 規制,情報公開に基づく環境配慮(アセス,PRTR),経済的手段
9.環境と経済
 「環境と経済の調和」の変遷,環境規制と経済成長,環境投資,環境税
10.環境計画
 アジェンダ21,国の環境基本計画,地域の環境計画,情報公開と参加
11.企業活動とライフスタイル
 環境管理(ISO14001),ライフサイクルアセスメント,環境教育,環境倫理
12.NGOの役割
 環境ガバナンス,環境保全へのNGO活動,IT革命とその影響,環境学習
13.専門家の役割
 科学技術と社会,政策・計画形成への情報提供,専門家の倫理

成績評価

授業出席とレポート

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