化学環境学専攻修士課程は必修科目ですのでH24年度入学の化学環境学専攻修士課程学生は必ず履修してください。
概要:化学環境学における環境科学の基礎を講述する。地球環境システムの構成要素と現在における環境問題の次空間分布、原因となる人間活動を概観する。環境問題解決のために必要な3要素である現象解明と緩和技術、およびシステム評価と、相互連携を概説する。
講義は下記に記載の教科書を軸に行います。成績は授業出席と筆記試験にて評価します。
化学環境学における環境科学の基礎を講述する。地球環境システムの構成要素と現在における環境問題の次空間分布、原因となる人間活動を概観する。環境問題解決のために必要な3要素である現象解明と緩和技術、およびシステム評価と、相互連携を概説する。
1 導入および序論としての物質循環の基礎
2 物質・分子の起源と進化;人類活動の肥大化と環境問題
3 気候変動と地球表層;気候変動のしくみと記録
4 氷期―間氷期変動と物質循環;炭素循環系および大気海洋と陸圏の相互作用
5 地球温暖化の基礎:大気の構造、大気組成とグローバル変化
6 オゾン層の生成と消滅:成層圏の光化学
7 対流圏の光化学
8 大気成分のグローバル循環・輸送
9 地球システム科学から見た人間圏の地球環境への影響
10 地球化学図と環境化学
11 地下水とヒ素汚染
12 メタンハイドレートと地球環境
13 海洋生態系に放出された化学物質とその内分泌かく乱作用
14 大気降下物:黄砂と酸性雨
15 まとめ;環境問題に対する化学が果たす役割
教科書:「環境の地球化学」 蒲生俊敬編 培風館
参考書:適宜、紹介します。
特になし、化学環境学専攻の学生は必修科目ですので必ず受講してください。
出席および筆記試験