有機化学特論(総)   Advanced Course of Organic Chemistry

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担当教員
小坂田 耕太郎  竹内 大介 
使用教室
火5-6(G114)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
87007
シラバス更新日
2011年3月23日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期

講義概要

有機合成化学を中心とする最新有機化学の諸問題を解説する。講義前半では,炭素-炭素結合形成反応,官能基変換反応,保護,脱保護反応などをとりあげ,それらの諸反応について,反応機構や合成戦略との関連について考察する。後半では,有機金属化合物を用いる反応,特に不斉合成反応を中心に関連する化学諸分野の基礎知識をあわせて講義する。

講義の目的

有機合成化学を中心とする有機化学の基本事項と最新の研究動向とを組み合わせて講義する。講義前
半では、炭素-炭素結合形成反応、官能基変換反応、保護、脱保護反応などをとりあげ、それらの諸
反応について反応機構や合成戦略との関連について考察する。後半では、有機金属化合物を用いる合
成反応、特に不斉合成反応を中心に解説する。

講義計画

1回目 Introduction 有機合成化学の基礎、ほか
2回目 炭素‐炭素結合形成反応(1)アルドール反応
3回目 炭素‐炭素結合形成反応(2)Wittig 反応
4回目 炭素‐炭素結合形成反応(3)遷移金属触媒反応
5回目 炭素‐炭素結合形成反応(4)Diels-Alder 反応
6回目 官能基変換反応 酸化・還元反応
7回目 逆合成 シントン、潜在極性、保護、脱保護反応
8回目 不斉合成の基礎
9回目 還元反応(1)量論的な光学活性物質を用いる水素化
10回目 還元反応(2)触媒による不斉水素化
11回目 アルキル化反応 有機典型金属化合物の付加
12回目 酸化反応 金属化合物を用いる酸化反応
13回目 重合反応(1) 立体選択的重合
14回目 重合反応(2) 不斉重合
授業内容については進み具合で多少の変更あり。

教科書・参考書等

適宜、講義資料を配付する。

関連科目・履修の条件等

特になし。

成績評価

成績は毎回行なう小演習で評価する。

担当教員の一言

有機化学に限らず、反応機構を理解する上で必要な反応の熱力学、動力学などについても講義に含め
る。広い視野をもって学習することがのぞましい。

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