プロセス平衡論   Theory of Process Equilibrium

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担当教員
竹下 健二  渡辺 隆行 
使用教室
金3-4(G112)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
87011
シラバス更新日
2009年7月30日
講義資料更新日
2009年7月30日
学期
前期

講義概要

熱力学の基本としてエネルギーの量のみではなく質をも併せて考えていく方法を学び,これらを基礎として反応平衡や相平衡の考え方について述べ,さらにこれらをプロセス全体の平衡論に拡張し,議論する。

The fundamental principles of thermodynamics are lectured and the concepts of energy change, energy level and graphical presentation of thermodynamics are introduced. The application of thermodynamics to system synthesis is discussed.

講義の目的

熱力学の基本としてエネルギーの量のみではなく、質をも併せて考えていく方法を学び、これらを基
礎として反応平衡や相平衡の考え方について述べ、さらにこれらをプロセス全体の平衡論に拡張し、
議論する。

講義計画

1.新しいプロセスの創造のための熱力学とは
2.物質の熱力学
3.プロセスの熱力学
4.システムの熱力学
5.ヒートポンプにおける熱力学
6.熱力学の応用の第一ステップ(1)
7.熱力学の応用の第一ステップ(2)
8.物質の熱力学の式(1)
9.物質の熱力学の式(2)
10.化学平衡(1)
11.化学平衡(2)
12.エクセルギー変化量の導入と熱力学のベクトルによる表示(1)
13.エクセルギー変化量の導入と熱力学のベクトルによる表示(2)
14.プロセスシステム合成 -応用の第三ステップ-(1)
15.プロセスシステム合成 -応用の第三ステップ-(2)
授業内容については進み具合で多少の変更あり。また、小演習も随時行う予定。

教科書・参考書等

「基礎からの熱力学」 石田 愈 オーム社 (2006)

関連科目・履修の条件等

なし

成績評価

授業出席、中間試験、レポート提出

担当教員の一言

化学工業の物質生産や環境中の物質循環などプロセスが複雑に絡み合い大きなシステムを形成して
いる例は身の回りに数多く見られます。そうした複雑なシステムを理解するには熱力学の知識は不可
欠です。この講義でシステム解析に役に立つ熱力学を基本から解説します。

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