集積分子工学特論   Introduction to Integrated Molecular Engineering

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担当教員
彌田 智一 
使用教室
火1-2(R1A-308)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
97034
シラバス更新日
2008年10月1日
講義資料更新日
2008年10月1日
学期
後期

講義概要

21世紀の材料科学の革新的なブレークスルーをめざして,有機や無機のような分野別に発展してきた物質・材料を分子素子や分子マシンのような超高機能システムに組み上げる学問体系が必要である。集積分子工学は,分子を究極のユニットとして組織化する分子システムと構造微細化によって新たな機能・物性が期待されるメゾスコピック材料を自在に配置・集積・組織化する方法論を開拓し,拡張型の分子材料科学の基盤を整備することを目標としている。具体的には,高分子,金属錯体,分子結晶,金属,半導体に至る各種物質の機能と物性の統合・集積化を「分子回路工学」や「ナノ複合材料工学」などを題材に概観する。

講義の目的

21世紀の材料科学の革新的ブレークスルーをめざして、有機や無機のような分野別に
発展してきた物質・材料を分子素子や分子マシンのような超高機能システムに組み上げる
学問体系が必要である。集積分子工学は、分子を究極のユニットとして組織化する分子シ
ステムと構造微細化によって新たな機能・物性が期待されるメゾスコピック材料を自在に
配置・集積・組織化する方法論を開拓し、拡張型の分子材料科学の基盤を整備することを
目標としている。具体的には、高分子、金属錯体、分子結晶、金属、半導体に至る各種物
質の機能と物性の統合・集積化を「分子回路工学」や「ナノ複合材料工学」などを題材に
概観する。

講義計画

1.高機能材料システムの要素的材料科学 -電池を例に-
2.生体機能システムの要素的材料科学 -光合成を例に-
3.材料科学の方法論と課題
4.分子素子
5.分子マシン
6.材料システム開発の方法論と課題
7.分子回路工学
8.ナノ複合材料工学
9.集積分子工学

教科書・参考書等

参考書等
特になし

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

(1)課題調査と発表・討議、(2)レポート試験、(3)出席点により評価する。

担当教員の一言

これまでの分野別・個別的な材料科学研究の方法論を眺め、課題抽出と解決プロセスの
分析を通じて、今後求められるトータルサイエンス・テクノロジーを見据えた問題意識を
身につけて欲しい。

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