材料科学の立場から半導体物性・デバイスのエッセンスを概説する。
半導体物理の詳細を学ぶよりもむしろ,物質科学・材料科学の視点から,身近な電子デバイスの動作原理,構造,評価方法が理解できることを目標とする。
材料研究者にとって必要な半導体理論を、しっかりとした物理基盤から、材料研究に必要な直観的な理解までを含めた講義を行います。
1. 半導体の電子構造 2. ドーピング 3. フェルミ準位と統計分布関数 4. 半導体物理の基礎方程式 5. Schottky接合 6. pn,pin接合 7. 太陽電池、発光ダイオード 8. 電界効果トランジスタ 9. 半導体物質のPN指向性は何できまるか (バンドラインアップの効用) 10. 透明半導体の材料設計 (ワイドギャップ物質の特徴と制御) 11. アモルファス半導体 (結晶半導体との比較)
参考書として「半導体の電子物性工学」、裳華房 を推薦する
特になし。量子化学(力学)、電磁気学を習得していることが望ましい
出席及び授業中毎のレポートによって評価する