結晶科学   Crystals Science

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担当教員
佐々木 聡  内海 研一 
使用教室
木3-4(G321)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
96025
シラバス更新日
2013年3月21日
講義資料更新日
2013年3月21日
学期
前期

講義概要

結晶の構造と物理的特性について概観し,X線・粒子線回折を使って理解される結晶科学の基礎を講述する。

講義の目的

固体物理学や材料科学の進歩にはめざましいものがある。このような分野では、固体物質(主に結晶)の物理的性質や化学的性質を主として電子の振るまいとして扱う。講義の前半では、物性と結晶構造との関係を知ることを前提に、電子とX線の相互作用、結晶学の基礎、X線粒子線の回折・吸収・散乱、構造解析法の解説などを扱う。後半では、結晶構造を持つ材料が世の中でどのように利用されているのかを概観し、材料を眺める視点を確認していく。それらの話題を念頭において、結晶構造が物理学の基礎的な考え方とどのように関連しているのかを眺める。

講義計画

1) なぜX線回折で結晶構造が求まるか、2) 回折の条件と逆格子、3) 結晶学の基礎、4) 結晶構造と対称性、5) X線・粒子線散乱と原子散乱因子、6) 結晶構造因子と電子密度、7) 構造と物性、精密構造解析、8) 電子材料と結晶構造(記録材料)、9) 電子材料と結晶構造(記憶素子、圧電素子、光素子など)、10) 結晶表面、11) 結晶成長、 12) 結晶をつくる力、13) 結晶と統計力学1、14) 結晶と統計力学2

教科書・参考書等

必要に応じて講義中に紹介する。

関連科目・履修の条件等

材料物理科学専攻の学生は必ず履修しなければならない。

成績評価

講義時間内での試験。レポートを加味する。

担当教員の一言

わかりやすい講義をめざします。

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