- 担当教員
- 中辻 寬
- 使用教室
- 火3-4(J234)
- 単位数
- 講義：2 演習：0 実験：0
- 講義コード
- 96045
- シラバス更新日
- 2012年10月1日
- 講義資料更新日
- 2012年9月21日
- 学期
- 後期
講義概要
まず、固体における熱物性を理解するために不可欠な統計力学の基礎的概念を学習・復習する。次に統計力学的手法を用いて、固体における種々の熱励起現象を検討する。特に、格子振動の熱励起、電子の熱励起、磁気スピンの熱励起、格子欠陥生成、相転移などについて議論する。また、熱伝導率など他の熱物性についても学習する。
講義の目的
固体中における熱励起現象および熱物性について基礎から講義する。また、このために不可欠な統計力学について、未学習者も念頭において基礎的概念について説明する。
講義計画
1)統計力学を始める前に(熱力学の復習)
2)統計力学の基礎(分配関数)
3)統計力学の応用(格子振動、格子欠陥生成など)
4)量子統計
5)理想量子気体
6)相転移の統計力学(秩序無秩序転移)
7)拡散現象
教科書・参考書等
講義中に適宜触れます。
関連科目・履修の条件等
特になし。
成績評価
試験。
担当教員の一言
わかりやすい講義をめざします。
