拡散・反応・相転移   Diffusion,Reaction and Phase Transition

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担当教員
梶原 正憲  阿藤 敏行 
使用教室
月3-4(J232)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
96029
シラバス更新日
2012年5月13日
講義資料更新日
2012年5月13日
学期
前期

講義概要

固体における反応,Fickの法則とその応用,拡散機構とその統計論的取り扱い,拡散係数が変化する場合の取り扱い,イオン結晶における拡散,電気伝導と欠陥について論じる。さらに反応・相転移の分類,核生成・成長,無拡散相転移,マルテンサイト変態,スピノーダル分解,拡散相変態,反応速度論について述べる。希望に応じて合成反応,焼結,粒成長,また,高圧力下での相転移についても触れる。

講義の目的

固体における拡散現象の理論と実験を論じる。そして固体における反応・相変態・相転移の分類、動力学、理論ならびに実験法について述べる。

講義計画

1): 状態図と熱力学の基本 2): 核成長の様式、拡散の度合いによる相変態の分類と実験技術 3): 無拡散相転移、ランダウ現象論 4): 拡散型相変態、核生成・成長、スピノーダル分解 5): 反応速度論、TTT図 6): セラミックスの合成プロセス 7): 拡散論、Fickの法則 8): 固体中の拡散機構、統計論的取扱い 9): イオン結晶における拡散、欠陥の種類、電気伝導と拡散 10): 超高圧により誘起される相変化、超高圧実験法 11): イオン結晶の圧力誘起構造相転移 12): 化学結合の性質の変化を伴う相転移

教科書・参考書等

八島正知: 「第4章 平衡状態図」, pp.55-63 in 「セラミック 化学」、日本セラミックス協会編、東京、 (2003).他 講義中に紹介する。

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

試験。授業中のクイズとその後のレポートを若干加味する。

担当教員の一言

金属、合金、セラミックス、ガラス、有機物、ゲルに至るまであらゆる材料研究の基礎となる拡散・反応・相転移の基礎を学べます。

その他

担当教員別ホームページ
http://www.materia.titech.ac.jp/~yashima/Lec.html

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