固体内電子のバンド構造をFree electron的およびTight binding的な立場から眺めることにより,新規な機能を持つ材料の設計や物性予測に不可欠な固体内電子状態の定性的・定量的な捕らえ方や,低次元ナノ構造に現れる電子状態の特徴などについて解説する。
固体、特に結晶周期性を持った固体中の電子状態に関する基礎を理解する。
1) Drude Model(古典的な電子状態の描像、プラズモン応答) 2) Nearly Free Electron Model(k-空間、ブリルアンゾーン、 バンド構造、空格子近似、結晶ポテンシャルとバンドギャッ プ、偽ポテンシャル、有効質量) 3) Tight Binding Model(具体的なバンド分散計算) 4) Advanced Topics(低次元系、Dirac Fermion etc.)
授業中に適宜紹介する。
授業に出席すること。Assignmentを解いてみること。
試験。授業に沿ったassignmentの提出も加味することもある。
材料の電子状態を直感的に捉え、デザインするための基礎をお話できればと思っています。
担当教員別ホームページ
http://www.materia.titech.ac.jp/~hirayama/
2006hirayamalabHP/index.htm