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材料の機能と特性は,原子・分子レベルで特徴づけられる物性,内部構造である組織の形態によって決定される。複数の物質が複合化する場合は特に組織の影響 が大きい。材料の組織制御によって機能特性を設計できるため,ナノからマクロのマルチスケールで材料組織を理解することが重要である。本講義では,熱力学 に基づく相平衡や相変態,結晶構造と弾性ひずみに基づく界面エネルギーなどの視点から,組織の形成過程と原理を理解して,組織と機能特性の関係を考える。