レーザー分光化学   Laser Spectroscopy and Dynamics for Chemistry

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担当教員
藤井 正明  酒井 誠 
使用教室
月1-2(G114)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
95050
シラバス更新日
2011年3月23日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期

講義概要

種々の光遷移に関する分子分光学の理論を講義し,基底状態の分子振動,電子励起状態での分子構造と緩和過程について詳述する。また,スペクトルを測定する種々の実験手法,特にレーザーを用いる手法を中心に紹介する。

講義の目的

種々の光遷移に関する分子分光学の理論を講義し、基底状態の分子振動、電子励起状態での分子構造と緩和過程について詳述する。また、スペクトルを測定する種々の実験手法、特にレーザーを用いる手法を中心に紹介する。

講義計画

1.序論、分子のエネルギー(電子、振動、回転)と光励起分子の挙動
2.基礎知識(吸収、寿命、緩和)、基礎概念(演算子、固有値、観測値)
3.Born-Oppenheimer近似(電子と核部分の分離)
4.振動、回転の分子
5.分子の波動関数とエネルギー
6.時間を含む摂動論(光吸収、放出、緩和の基礎)
7.緩和の概念(分子固有状態に基づく理解)
8.レーザー分光(スペクトルの実例)
9.レーザー分光(スペクトルの解析)
10.超音速ジェットレーザー分光
11.2波長レーザー分光法(1)
12.2波長レーザー分光法(2)
13.超高速レーザー(1)
14.超音速レーザー(2)

教科書・参考書等

特に無し

関連科目・履修の条件等

量子化学の知識を有することが望ましい。

成績評価

レポート

担当教員の一言

本講義は光を用いて分子の性質を知る手段を最新のレーザー分光まで紹介いたします。21世紀は光の時代と言われますので、本講義で学んだことを元に自分の研究を発展させてください。

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