- 使用教室
- 単位数
- 講義：2 演習：0 実験：0
- 講義コード
- 95002
- シラバス更新日
- 2007年3月23日
- 講義資料更新日
- 2007年3月23日
- アクセス指標
-
- 学期
- 前期
講義概要
電解反応の対象として有機化合物を選んだときの諸問題について電極反応における活性種生成，電極における基質あるいは中間体の吸着，分子構造などと関連させて論述する。さらに有機化合物の電解合成について基礎および応用の両面から概説する。
講義の目的
有機化合物を対象とした電極反応についてその基礎原理と研究手法について理解する。ついで電極界面の設計と選択的電解合成、実際の工業化プロセスについて学ぶとともに、有機電気化学の新しい動向など本講義の特徴である境界領域の幅広い知識を修得する。
講義計画
1． 序論、講義内容の紹介
2． 有機電気化学の歴史的理解、有機電気化学の基礎原理（１）
3． 有機電気化学の基礎原理（２）
4． 有機電気化学の研究手法（１）
5． 有機電気化学の研究手法（２）
6． 有機電極反応論（電解発生活性種、特徴と反応）
7． 有機電極反応論（吸着機構と立体・位置選択的反応）
8． 有機電極合成論（炭化水素系化合物、ヘテロ原子化合物、ヘテロ環化合物）
9． 有機電極合成論（有機金属化合物、有機フッ素化合物）
10．有機電気化学の新分野（電解発生酸、塩基；メディエーター反応）
11．有機電気化学の新分野（修飾電極の概念、設計と応用）
12．有機電気化学の新分野（C1-化学、バイオマス、不斉合成）
13．有機電気化学の新分野（対電解合成、光電解、電解重合、SPE電解）
14．工業化の例と工業化への道
教科書・参考書等
有機電解合成（講談社）、基礎有機電解合成（培風館）、現代電気化学（培風館）、電気化学法 上・下（講談社）、電気化学測定法 上・下（技報堂）、電極触媒の科学（北大図書刊行会）
成績評価
出席数と試験
