実世界と同様に視覚,聴覚あるいは触覚といった様々な知覚情報を用いて計算機上の仮想世界に対して操作することのできるマルチモーダルな仮想操作環境の構築技術は,次世代のヒューマンインタフェースとして重要な研究分野である。優れた仮想操作環境を構築するためには,(1) 仮想世界の視覚,聴覚,触覚などの様々な感覚への提示技術,(2) 実時間のインタラクションを実現するためのセンサ技術,(3) 仮想世界の自律性を管理するソフトウェア技術,などが重要であり,本講義では,仮想世界システムを構築するためのこれらの基本技術について概説する。
バーチャルリアリティの原理、実現・設計方法と、その基礎となる人の感覚・知覚特性、シミュレーション・レンダリング技術について理解すること。
講義形式で行う。詳細は、
http://haselab.net/class/vr/
を参照されたい。
教科書は指定しない。日本バーチャルリアリティ学会編「バーチャルリアリティ学」が参考になる。
条件は特にない。
コンピュータ・グラフィクス、線形代数を知っていると良いと思う。
「感覚知覚システム」も関連が深いと思う。
期末のレポートで評価する